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黄帝内経素問 逆調論篇 第三十四 第四節 訳

2013-12-09 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 逆調論篇 第三十四

第四節

 帝曰。人之肉苛者、雖近衣絮、猶尚苛也。是謂何疾。

 岐伯曰。榮氣虚、衞氣實也。榮氣虚則不仁。衞氣虚則不用。榮衞倶虚、則不仁且不用、肉如故也。人身與志不相有曰死。

 

 黄帝が申されました。

 肌肉に寒熱痛痒などの感覚がなくなり、挙動ができなくなる者で、綿入れの衣類を着ても、なお手足が麻痺するという、これは何という疾病であろうか。

 岐伯が申し上げました。

 栄気は虚して、衛気は実するのでございます。栄気が虚すると全身を栄養する精気が衰え知覚の麻痹が起り、衛気が虚すると外邪の侵入を防ぐ気が衰え筋肉が意のままに動かなくなります。栄衛ともに虚すると、麻痺し動けなくなるのですが、肉体は昔のようであるのでございます。

 身体と心の向かうところが保てなくなる、体と意思が連動せずおもうように動かないようになる、と死ぬのでございます。

 

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