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黄帝内経素問 逆調論篇 第三十四 第五節 語句の意味

2013-12-16 09:02:39 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 逆調論篇 第三十四

第五節

 帝曰。人有逆氣不得臥而息有音者。有不得臥而息無音者。有起居如故而息有音者。有得臥行而喘者。有不得臥不能行而喘者。有不得臥、臥而喘者。皆何藏使然。願聞其故。

 岐伯曰。不得臥而息有音者、是陽明之逆也。足三陽者下行。今逆而上行。故息有音也。陽明者胃脈也。胃者六府之海。其氣亦下行。陽明逆不得從其道。故不得臥也。下經曰、胃不和則臥不安、此之謂也。

 夫起居如故而息有音者、此肺之絡脈逆也。絡脈不得隨經上下。故留經而不行。絡脈之病人也微。故起居如故而息有音也。

 夫不得臥、臥則喘者、是水氣之客也。夫水者循津液而流也。腎者水藏主津液、主臥與喘也。

 帝曰。善。

 

語句の意味

逆氣=逆気=下から突き上げる気。

逆気=衝気上逆のこと。⇒気逆(きぎゃく)<素問骨空論>「衝脈の病たるは、逆気裏急す。」

気逆=臓腑の気が逆上して病気の原因となるもの。

気逆=気が逆上して不順である病理をさしている。気が順であれば平常であり、気が逆すれば病になる。肺胃の気は降るのが順であり、肺気が逆すると喘促、咳嗽などをあらわす。胃気が逆すると嘔吐、呃逆などをあらわす。肝気は昇発を主るが鬱怒が肝を傷って、昇発がすぎると、また気火上逆をあらわし、頭痛眩暈・昏倒・吐血などの症状をあらわす。<素問経脈別論>「太陽の蔵独り至るは、厥し喘し虚して気逆す。是れ陰不足、陽有余也。」

 

鍼灸医学大系(語句の解)

*逆氣 下降すべき気が、反対に上行すること。

 

息=ソク。イキ。呼吸。いきをする。呼吸する。イキる。生き長らえる。ムスコ。息子。息男。ヤむ。終わる。ヤスむ→休。休息。金の利子。

息=そく。①止まる、留まる、結ぶの意味。<霊枢百病始生篇>の「其の痛み時に息む」とは、疼痛が時々、おこったり、止んだりするということ。また「息まりて積と為す」とは、邪気が人体に留まって積証となるの意。<素問病能論>の「癰気の息まる」とは、気結の癰の留まって散じないものの意。またたとえば「息利」とは、鼻が塞がること。「息胞」とは、胞衣が下りないことである。②呼吸。一呼一吸で一息である。<素問平人気象論>「呼吸定息。」<金匱蔵府経絡先後病>「息するに口を張り短気する者。」③瘜に通じ、贅肉のこと。たとえば「鼻瘜肉」。<霊枢邪気蔵府病形篇>「鼻に息肉ありて通ぜず。」④喘息のこと。<霊枢海論>の「悗息して面赤く」とは、悶々として喘息し気が上逆して、顔が発赤するということ。⑤熄、滅に通ずる。<傅青主女科>「平肝すれば肝逆し、補腎すれば肝燥息す。」

 

起居=キキョ。立つのとすわるのと。たちいふるまい。安否。きげん。ようす。日常生活。

 

臥=ガ。フす。ねる。横になる。横になって眠る。ねたふりをする。物を横たえて置く。休息する。病気にかかる。ねかす。ねま。寝室。

 

喘=ぜん。病証名。呼吸が急促なこと。

<説文>に「喘は疾息なり」とある。疾とは快速のことであり、息とは一呼一吸のことであるので、疾息とは、呼吸回数が正常な人と比べて速いことをさしている。

⇒喘証(ぜんしょう)。

<傷寒論釈解>「喘とは、気液、邪の為に壅がりて宣通するを得ず、胸中に逆し湊まりて呼吸を阻礙し、喉下に声を作すの称なり。」

<素問逆調論>「臥するを得ず、臥すれば喘する者は、是れ水気の客なり。」

腎主納気=じんはのうきをつかさどる。腎は吸気の働きと関係がある。

<素問評熱病論>「諸諸の水病は故に臥することを得ず。臥するときは則ち驚す。驚するときは則ち欬甚だしきなり。」

 喘=ゼン。アエぐ。せく。せかせかする。ササヤく。いびき。h26/6/16追記

陽明之逆

参考

陽明気逆喘=胃絡が和せず、陽明の気が逆して上行し、喘様の症状を呈して有熱無汗のもの。

 

足三陽=足太陽膀胱経・足少陽胆経・足陽明胃経

 

六府

 

鍼灸医学大系(語句の解)

六府之海=*王冰の注 六府の海とは水穀の海なり。

胃は水穀の海=四海の一つ、胃。新・東洋医学辞書ソフト

四海=東・西・南・北の海(天地の四海)人身では十二経水が注ぎ込む、髄海、血海、気海、水穀の海。新・東洋医学辞書ソフト

水穀の海=四海の一つ。胃のこと。胃は水穀の受納と腐熟を行う器官ということからこう呼ばれる。<素問五蔵別論>「胃は水穀の海、六府の大源也。」漢方用語大辞典

 

下經=かけい。古代の医書名。東洋学術出版社素問

 

 

水蔵(臓)=すいぞう。腎臓、膀胱などをいう。<素問痿論>「腎は水蔵也。」

 

津液

 

漢方用語大辞典、明解漢和辞典、鍼灸医学大系、東洋学術出版社素問、新・東洋医学辞書ソフト

 

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