おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 瘧論篇 第三十五
第四節
帝曰。善。其作日晏與其日早者、何氣使然。
岐伯曰。邪氣客於風府、循膂而下。衞氣一日一夜、大會於風府。其明日、日下一節。故其作也晏。此先客於脊背也、毎至於風府、則腠理開。腠理開則邪氣入。邪氣入則病作。以此日作稍晏也。其出於風府、日下一節、二十五日、下至骶骨。二十六日、入於脊内、注於伏膂之脈。其氣上行九日、出於缺盆之中。其氣日。故作日早也。
其間日發者、由邪氣内薄於五藏、横連募原也。其道遠、其氣深、其行遲、不能與衞氣倶行、不得皆出。故間日乃作也。
語句の意味
晏=アン。クれる。日が暮れる。オソい「―起」。ヤスらか→安。平気。晏如。晏然。空がすっかり晴れる。
早=ソウ。ハヤい。朝早い。きまった時刻よりも前である。事が非常に急である。すみやか。急。先にする。=速。はげしい。ハヤ。サ、早い意味の接頭語「―乙女」。ヤハく。まず。あらかじめ。前前から。すみやかに。急いで。朝早く。
風府=経穴名、督脈に属し、奇穴、鬼林、舌本、曹谿、惺惺、髄空ともいう。新・東洋医学辞書ソフト
風府=ふうふ。①穴名。舌本ともいう。督脈に属す。②風の聚まる所。<素問六元正紀大論>「厥陰の至る所、風府と為す。」
膂=りょ。背部、脊椎骨の両側の筋肉群。膂筋に同じ。<素問瘧論>「邪気風府に客し、膂を循りて下る」
大會=たいかい。大会。大集会。大きな寄合い。
骶=テイ。タイ。シリ=臀。
鍼灸医学大系(語句の解)
骶骨=脊骨の尽くるところの骨、つまり尾骨のことである。
東洋学術出版社素問【注釈】
骶骨=尾骶骨〔仙骨〕のこと。
伏膂之脈=ふくりょのみゃく。膂とはせぼねのこと。膂筋の間、督脈の膂を循り伏行するものをいう。伏衝脈、太衝脈、衝脈のこと。<素問瘧論>「伏膂の脈に注ぐ。」
東洋学術出版社素問【注釈】
伏膂の脈―『甲乙経』は「大衝之脈」に作る。『太素』は「伏衝之脈」に作る。多紀元簡の説「大衝、伏衝、伏膂は、みな一つの脈のことである」。
横=おう。①腠理が調わないこと。<霊枢論勇篇>「三焦の理横なり。」②病名。<傷寒論>「傷寒、発熱し、嗇嗇と悪寒。大いに渇して飲を引き、腹満、自汗、小便利し、病癒えんと欲するは、此れ肝が肺に乗ずるなり。名づけて横と曰う。期門を刺す。」③脈象。<傷寒論>「火、行りて水に乗じ、木、行りて金に乗ず。名づけて横と曰う。」
連=レン。ツラなる←聯。続く。ならぶ。ツラねる←聨。続ける。ならべる。ツれる。同行する。ツれ。同行者。なかま。シキリに。ひき続いて。〔日〕洋紙五百枚の称。周代、十国の称。軍隊で聯(レン)隊、排の三倍。〔日〕ムラジ、上代八姓の一.縁つづき。みうち。まきぞえ。
鍼灸医学大系(語句の解)
横連募原也
「藏腑の膏膜を広く、おおいかぶさる如く連なる」という意である。
東洋学術出版社素問【注釈】
この横連の意味は諸注に解がなく、原書も訳出をあきらめている。ここではしばらく多紀元堅の説に従って訳しておく。
【現代語訳】
横連募原也
横に膜原と連なっていますが、・・・
募原=膜原(まくげん)に同じ。
募原=募は幕の俗字で、幕は膜の正字という説がある。新・東洋医学辞書ソフト
膜原=まくげん。募原(ぼげん)ともいう。①臓腑の間は膜があって遮隔され、系により連接する、これをいう。<素問瘧論挙痛論>参照。②温病弁証で邪が半表半裏にあることをいう。<温疫論>「その邪表を去りて遠からず胃に近き所につく、表裏の分界也、これを半表半裏とす。・・・・凡そ邪の経にあるものを表とし胃にあるものを裏とす、今邪募原にあるとは経と胃の交関する所也。つまり半表半裏となす。」
鍼灸医学大系、東洋学術出版社素問、明解漢和辞典、新・東洋医学辞書ソフト
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