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黄帝内経素問 瘧論篇 第三十五 第七節

2014-01-16 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ⑥ 黄帝内経素問 瘧論篇 第三十五

第七節

(原文)

 帝曰。瘧先寒而後熱者何也。

 岐伯曰。夏傷於大暑、其汗大出、腠理開發、因遇夏氣淒滄之水寒、藏於腠理皮膚之中、秋傷於風則病成矣。夫寒者陰氣也。風者陽氣也。先傷於寒而後傷於風。故先寒而後熱也。病以時作。名曰寒瘧。

 帝曰。先熱而後寒者何也。

 岐伯曰。此先傷於風而後傷於寒。故先熱而後寒也。亦以時作。名曰温瘧。其但熱而不寒者、陰氣先絶、陽氣獨發、則小氣煩寃、手足熱而欲嘔。名曰癉瘧。

 訓読では小氣が少氣。原文の間違い

(訓読)

 帝曰く「瘧の先づ寒して而る後熱するものは何ぞや」と。

 岐伯曰く「夏大暑に傷られ、其の汗大いに出で、腠理開發し、夏氣の淒滄の水寒に遇うに因て、腠理皮膚の中に藏し、秋風に傷られるときは則ち病成るなり。

夫れ寒は陰氣なり。風は陽氣なり。先づ寒に傷られて後風に傷らる。故に先づ寒して後熱するなり。病時を以て作る。名づけて寒瘧という。

 帝曰く「先づ熱して而る後寒する者は何ぞや」と。

 岐伯曰く「此れ先づ風に傷られ而る後寒に傷らる。故に先づ熱して而る後寒するなり。亦時を以て作る。名づけて温瘧という。

其の但(ただ熱するのみにして寒せざる者は、陰氣先づ絶え陽氣獨り發するときは則ち少氣し煩寃(エン)し、手足熱して嘔せんと欲す。名づけて癉瘧という」と。

 

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