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黄帝内経素問 瘧論篇 第三十五 第九節 訳

2014-01-27 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 瘧論篇 第三十五

第九節

 帝曰。善。攻之柰何。早晏何如。

 岐伯曰。瘧之且發也、陰陽且移也、必従四末始也。陽已傷、陰従之。故先其時、堅束其處、令邪氣不得入、陰氣不得出。審候見之、在孫絡盛堅而血者皆取之。此眞往而未得并者也。

 

 黄帝が申されました。

 良い説明であった。攻つまりなおす方法(治療法)は如何様にするか、又病の未だ発しない前と、病が衰えてからではどういう治療法があるのか。

岐伯が申し上げました。

 

瘧之且發也、陰陽且移也、必従四末始也。

鍼灸医学大系(通解)

瘧の治療は、病が未だ発しない前に治療するのであります。瘧の病が将に発せんとするときには陰陽の気が必ず相互に更更移るものでありまして、それは必ず四肢の末端から始まるものであります。

東洋学術出版社素問【現代語訳】

瘧疾の発作が出るときは、ちょうど、陰陽が入れ替わろうとするときであり、必ず四肢の末端から始まります。

 

 陽が傷つけられてしまえば陰はこれに従うのです。その時にあたって、その四肢をきっちりと縛り、邪氣が入らないようにし、陰氣を出させないようにするのです。

 くわしくその様子を見て、孫絡が盛り上がり血のあるものがあれば

 

皆取之。

鍼灸医学大系(通解)

鍼を刺して之を取るのであります。

東洋学術出版社素問【現代語訳】

全部刺して瀉血します。

 

此眞往而未得并者也。

これは真気、抵抗力と生命力が往き邪気が未だ并さないうちに行なうのです。

鍼灸医学大系(通解)

これはつまり真気が往きて邪気と并することの起こらないためであります」。

東洋学術出版社素問【現代語訳】

 これは真気が未だ邪気と会う前に行う一種の『迎えてこれを奪う』という治療方法です。

 

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