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黄帝内経素問 腹中論篇 第四十 第二節 訳

2014-07-14 07:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 腹中論篇 第四十

第二節

 帝曰。有病。胸脅支滿者、妨於食、病至則先聞醒臊臭、出清液。先唾血、四支清、目眩、時時前後血、病名爲何。何以得之。

 岐伯曰。病名血枯。此得之年少時、有所大脱血、若醉入房中、氣竭肝傷。故月事衰少不來也。

 帝曰。治之柰何。復以何術。

 岐伯曰。以四烏鰂骨、一藘茹、二物并合之、丸以雀卵、大如小豆。以五丸爲後飯。飲以鮑魚汁、利腸中及傷肝也。

 

黄帝が申されました

 肋骨弓下部が膨満し、食欲はあるが食べたくないという病がある、そのような病になると先ずなまぐさいにおいをかぎ、鼻水が出て、先ず唾に血が混ざり、四肢は冷え、めまいがして、大小便から血がでるようになる、病名は何と申すか。そしてどうしてこのような症状になるのであろうか。

 岐伯が申し上げました

 病の名は血枯ともうします。この病気は子供のころ大出血したことが有るか、若しくは酒に酔っての房事が精気を消耗し肝を傷つけてしまうようになります、女性にあっては衰えて月経不順となり月経の来ないようになります。

 黄帝が申されました

 之を治療するにはどのようにするのか、またどのような方法を用いるのか。

 岐伯が申し上げました

 ウイカなどの貝殻(甲骨)を乾燥させたものを四、茜草(せいそう・生薬、アカネ科アカミノアカネ、アカネの地下部)一、この二つの生薬を合わせ(丸薬にするために粉末にする)、スズメの卵で丸薬を作り、大きさは小豆ぐらいにして、食前に五丸を塩づけの魚やひものを煮た汁で服用し、腸の中と傷ついた肝をなめらかにします。

 

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