おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
訂正
帝曰。可以然。を帝曰。何以然。と訂正します。ごめんなさい。7月16日
黄帝内経素問 腹中論篇 第四十
第三節
帝曰。病有。少腹盛、上下左右皆有根。此爲何病。可治不。
岐伯曰。病名曰伏梁。
帝曰。伏梁何因而得之。
岐伯曰。裹大膿血、居腸胃之外。不可治。治之、毎切按之、致死。
帝曰。何以然。
岐伯曰。此下則因陰、必下膿血、上則迫胃脘。生(1)鬲、俠胃脘内癰。此久病也。難治。居臍上爲逆、居臍下爲從。勿動。亟奪。論在刺法中。
(1) 生 王冰は当に出と為すべし、伝文の誤なりと言う。今、これに従う。
語句の意味 1‐2
盛＝セイ。ジョウ。モる。器に入れる。高く積みあげる。薬を調合する。モり。盛ること。盛ったもの。もりもの。怒を刻むこと。〔日〕もりそばの略。サカり。じゅうぶんなこと。非常に多いこと。いっぱいに満ちたようす。最中。サカん。さかりの音便。サカる。盛んになる。繁盛する。流行する。明解漢和辞典
盛＝せい。さかんなこと。充実していること。＜素問五常政大論＞「盛を盛することなく、虚を虚することなかれ。」漢方用語大辞典
鍼灸医学体系(語句の解)
盛り ・・・・。従って本文の「少腹盛り」とは、下腹部が高くもり上ったような状態にあることである。
根＝コン。ネ。植物の地下の部分。物の下部。ものごとのできるもと。〔日〕ものごとにたえうる力・根気・気力。〔仏〕目・耳・鼻・舌・心・意の六根。〔数〕方程式を開いてえた数。
不＝フ・ブ。ホツ・ホチ。ズ(文)。アラズ(文)。・・・ない、打消のことば。ない。しない。ザれ。なかれの意、禁止の辞。未の意。はずれる。フ・ブ。イナや＝否。疑問の辞。ヒ。薄い。
伏梁＝ふくりょう。気血の結滞により胃脘部から臍の周囲にかけて痞満し腫塊ができる疾患。新・東洋医学辞書13
伏梁＝ふくりょう。病名。脘腹にあらわれる痞満腫塊の一連の疾患をさしていう。これは気血の結滞により発するものである。症候には次の四種がある。
１）少腹部に痞塊硬満を発し、上下左右に根があり、内に膿血を裹み、腸胃の外部にあり、胃脘部に上迫する。これは内癰に属す。＜素問腹中論＞参照。
2）身体の股脛が腫れ、臍のまわりが痛む。これは気が大腸に溢れておこるものである。＜素問奇病論＞参照。
3）病が心下にあり、その塊が上下に移動し、時に唾血する。＜霊枢邪気蔵府病形＞参照。
4）五積の一つ。＜難経五十六難＞「心の積、名づけて伏梁という。臍上に起り、大きさ臂の如し、上は心下に至り、久しく癒えざれば、人をして心煩を病ましむ。」
漢方用語大辞典、明解漢和辞典、鍼灸医学体系
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