昌栄薬品の宮原 規美雄です
風邪薬で夏にあまり使わない葛根湯(かっこんとう)、夏のカゼに藿香正気散(かっこうしょうきさん)
葛根湯は次の生薬で構成されています、g数は省きます:葛根;麻黄;大棗;桂皮;芍薬;甘草;生姜
傷寒論という経験則の本に
太陽之爲病、脈浮、頭項強痛而惡寒。
太陽(たいよう)の病(やまい)たる脈浮(みゃくふ)、頭項(ずこう)強痛(きょうつう)し而(しか)して悪寒(おかん)す。
太陽病は皮膚表面の蒸泄が障害され体表の熱を生じた病症で脈浮(脈を軽く押さえて感じる脈)、頭痛し項(うなじ)が凝り其れに加えて悪寒(さむけ)がある。頭項は太陽位の中でも陽中陽の位置である
辨太陽病脈證并治中(弁ずるたいようびょうみゃくしょうならびにちちゅう) 第六
第一条 1 三一
太陽病、項背強几几、無汗、惡風、葛根湯主之。
太陽病項背強(たいようびょうこうはいこわ)ばること几几(しゅしゅ)、汗無(あせな)く悪風(おふう)するは葛根湯之れを主どる。
太陽病で首筋が凝って強ばりうごかしにくいようで、汗はでていない、そして寒気があるのが条件です。
悪風=外気や風に当たって寒気を感じること。
悪寒(おかん)=風にあたらなくてもぞくぞくした寒気があること。
傷寒という外感発熱病の総称、または太陽病(外感病の初期の段階)、寒邪にやぶられること。葛根湯を服用する条件は悪風または悪寒(クーラーでの悪風・悪寒もある)があることです、そして肩こりや頭痛等があるものに適応します。
処方解説
●「クラシエ薬品葛根湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書『傷寒論[ショウカンロン]』『金匱要略[キンキヨウリャク]』に収載されている薬方です。かぜや肩こり、頭痛などに効果があります。
●かぜのひきはじめで、発熱して体がゾクゾクし、寒気がとれないような症状に効果があります。
成分
成人1日の服用量3包(1包2.0g)中
クラシエ薬品葛根湯エキス・・・5,200mg
〔カッコン8.0g、マオウ・タイソウ各4.0g、ケイヒ・シャクヤク各3.0g、カンゾウ2.0g、ショウキョウ1.0gより抽出。〕
添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを含有する。
効能
体力中等度以上のものの次の諸症:感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み
葛根湯の症状で汗が出ている又は葛根湯を服用後発汗しまだ症状が残っている場合は三和生薬桂枝加葛根湯(けいしかかっこんとう)になります。
夏のカゼには藿香正気散(かっこうしょうきさん)が使われます。
藿香正気散(かっこうしょうきさん):白朮;茯苓;陳皮;白芷;藿香(かっこう);大棗;甘草;半夏;厚朴;桔梗;蘇葉;大腹皮;生姜
処方解説
●「クラシエ薬品藿香正気散[カッコウショウキサン]」は、中国宋時代の漢方書『和剤局方[ワザイキョクホウ]』に収載されている薬方です。
●胃腸がもともと弱い体質で、冷房等により体調がくるい発熱したりする、いわゆる夏かぜ、また暑いさかりに清涼飲料水・果物・生ものの摂取により、胃腸が冷やされ、その機能が一層低下しておこる下痢・食欲不振などの胃腸疾患や全身倦怠に効果があります。暖房の効いた部屋で冷たいものを飲食して起きた胃腸疾患にも効果があります、つまり通年的に使用することが出来る胃腸薬です。
成分
成人1日の服用量3包(1包1.5g )中
クラシエ薬品藿香正気散料(かっこうしょうきさんりょう)エキス粉末・・・1,750mg
〔ビャクジュツ・ハンゲ・ブクリョウ各1.5g、コウボク・チンピ各1.0g、キキョウ・ビャクシ各0.75g、ソヨウ・カッコウ・ダイフクヒ・タイソウ・ショウキョウ・カンゾウ各0.5gより抽出。〕
添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖、ケイ酸Alを含有する。
効能
体力中等度以下のものの次の諸症:感冒、暑さによる食欲不振、急性胃腸炎、下痢、全身倦怠
※藿香正気散(かっこうしょうきさん)は医療用漢方に無い処方ですので漢方を取り扱う医師でも知らないのです。
http://www.t-net.ne.jp/~shouei.co/newpage13.html←クラシエ薬品90包漢方処方
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500g 16,200円
分包品1包1g入り60包3,500 円
1包60円