
まさか狭山市で観られるとは、思わなかった。昨今、チケット入手が最も困難な落語家の一人です。
かつては、(春風亭)柳昇ギャルズのように、「おじいさんでも、カワイイ」という理由だけで、追っかけ集団が形成されたが。いまや、面白さと実力がなければ、ファンはつかない。
演目のひとつは、たらちねだったが、喬太郎風アレンジにより、終盤にならないとたらちね、と気づかぬほどの、演出ぶりだった。この噺家は、初天神など、あまり真打ち・大看板がやらない演目を咀嚼し、自分の舞台にかけるスタイルだ。
狭山市民会館小ホール364席。母と妹は昨年中にチケットをゲットしていた。年が明けて、気づいた僕が、妹に頼んだところ、最前列に1席空いていたのは奇蹟。もちろん大ホール1398席でも、完売する落語家です。