少年期、僕が親しんだ詩人たちは、おじいさんになるか、鬼籍の人になってしまった。
最近、妹から教えてもらった最果タヒ、若いがちゃんと暗い、と評判。僕の子ども世代の詩人だが、その言葉が胸に刺さる。哲学はしたことはないが、哲学の域または、禅問答テイストも匂わす新しい詩なのだ。
死者は星になる。
だから、きみが死んだ時ほど、
夜空は美しいのだろうし、
ぼくはそれを少しだけ、期待している。
きみが好きです。
死ぬこともあるのだという、
その事実がとても好きです。
「望遠鏡の詩」の一部
文庫化されている詩集もあるが、どの書店でも在庫切れ。川越のヴィレヴァンでやっと、最新詩集を入手した。
贅沢な休日の時間、を気取っているわけではない。本屋からの帰途、ドトールで読んでいます。