大阪が大変な時に、大阪在の母校の後輩(お互い還暦を超えればもはや友人)が、ブログに挙げていた作品を観た。
ゆずりはの樹を画面を通して、初めてまともに見た。ストーリーについては触れない。葬儀社を舞台にした群像劇。後半、鈍感な僕が、あるシーンで込み上げてしまうほどの、人の心をテーマにした純な作品。
昨年と今年、両親の葬式を同じ担当者が受け持ってくださった。商売っ気抜きで仕事をする人であったことを思い出す。
また、職場のかつての派遣社員で、気遣いに優れた人がいたが、元葬祭社の社員の経歴の持ち主であった。
人を育てることなど、おこがましいが、人心により添うことは僕にもできるだろう。
新葉が芽吹くのを見届けてから、古い葉が散っていくゆずりはの樹は、まさに神の創造物である。