昨夜は都内仕事からの帰り道、ふと交通費は大学持ちであると思い、せこいオヤジ魂
がむき出しになる。映画見なけりゃ損ということで。
邦題は『マイ・ビューティフル・デイズ』。配給会社のキャッチ曰く「生徒と教師の魅力的な禁じられた関係」。
ブレイク街道邁進中のティモシー・シャラメを中心に推したいから、そんな宣伝文句になるのであり。
実際は浮ついた箇所なしの、真面目な作品です。原題が示すとおり、高校の英語教師・29歳設定のスティーブンス先生の、
教師としての矜持と自己の本能の間で懊悩するところ、なかなか鋭く描いている。
シャラメが大ブレイクする前の出演作。
田舎のハイスクールボーイ。大人には行動障害と映るが、純粋さの素直な出し方が分からないだけ。やはり天性の演技力の片鱗をのぞかせている。
最も良かったのは、86分間の尺。
先生役のリリー・レーブ、職場の看護師さんに似ている。