定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

監督/脚本 代わりばんこに

2022年04月05日 20時34分00秒 | 日記
「映画館は安心・安全な場所」とはその通りで、収容200〜300席の箱に観客数1桁もザラです。
しかるにコロナ元年以降、僕のシートの真トナリに、人が居ること2回。同年代のさびしんぼうのオジサンです。

映画館通いも激減ながら、写真の2本はセットで鑑賞。
共通の出演者は、オセロというタレント猫。いい味を出しています。

今泉力哉監督の『猫は逃げた』は、
1組の夫妻とそれぞれの浮気(本気?)
相手の4人の男女の人間模様。猫がかすがいとなり、離婚志望の夫婦の方向性が不思議なベクトルに向かう。

城定秀夫監督の『愛なのに』は、実らぬと判っているひとつの片想いと、諦めてしまったもうひとつの片想いを描いている。結婚している片想い相手の女性が諦めた男の前に現れ、意表を突く行動に打って出る。

今泉作品のほとんどを鑑賞済み。
R15指定のこの2作では、城定監督作品が好み。初期の城定作品はピンク映画から始まったが、2020年公開のハイスクール青春の群像劇『アルプススタンドのはしの方』には、ほのかにスッパイ印象があり好きだった。
『愛なのに』にもそれと似た、監督の感性を充分感じることができる。