落葉松亭日記

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長引く ウクライナ・ロシア戦争(2)

2022年06月20日 | 世相
NATOの高官は、露・ウ戦争は数年続くと警告した。
ウクライナでの戦争「数年続く」 NATOトップ警告
2022年6月19日 14:21 発信地:ベルリン/ドイツ [ ドイツ ヨーロッパ ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3410421?cx_part=topstory

写真:北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ事務総長。ベルギー・ブリュッセルにて(2022年6月15日撮影)。(c)Valeria Mongelli / AFP

【6月19日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長は、独紙ビルト(Bild)に19日に掲載されたインタビューで、ウクライナでの戦争は「数年間続く」恐れがあると警告した。

 ストルテンベルグ氏は、「数年間続くことをわれわれは覚悟しなければならない」とし、「たとえコストが高くついたとしても、ウクライナへの支援を弱めてはならない。軍事支援だけでなく、エネルギーや食料の価格高騰についてもだ」と述べた。(c)AFP

微妙に変化してきたプーチン・ロシア大統領と同ラブロフ外相の見解
ロシア外相、「ウクライナを侵攻していない」と主張 2022.06.18 Sat posted at 16:30 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35189145.html

写真: ロシアのラブロフ外相。「恥じ入ることなく国家のありのままの姿を示す」と強調した/Karen Minasyan/AFP/Getty Images

(CNN) ロシアのラブロフ外相は18日までに、同国は完璧(かんぺき)な国家ではなく、国としての存在感を示すことを恥じないとの見解を示した。

英BBC放送との会見で、ウクライナ侵攻で犠牲者が出たことを問う質問に応じて、述べた。

また、ウクライナを「侵攻してはいない」と主張し、「ウクライナを北大西洋条約機構(NATO)に引きずり込むことは犯罪行為であることを西側諸国へ説明するためにほかの選択肢が絶対的になく、特別軍事作戦に訴えた」とも述べた。

また、親ロシア派武装勢力が東部ドネツク州で名乗る「ドネツク人民共和国」が英国人に死刑を宣告した問題に言及。この宣告に関連するロシアの責任に触れ、「西側諸国の目には全く関心がない」と主張。

関心があるのは国際法のみとし、「国際法に従えば、傭兵(ようへい)は戦闘員として認められていない」と正当化した。

プーチン氏、ウクライナ「中枢」への攻撃示唆 EU加盟「反対せず」
https://www.sankei.com/article/20220618-AAJGN4EIWNK53JGBMSPYPUTDNI/

ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領は17日、露主催の「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム」の全体会合に出席した。プーチン氏は司会者との質疑応答で、ウクライナが「一線」を超えた場合、同国の「意思決定中枢」を攻撃する可能性もあると述べた。同国のゼレンスキー大統領らの殺害を示唆し、米欧側にウクライナへの兵器供与を停止するよう警告する思惑だとみられる。

プーチン氏は「一線」の内容について「自分だけにとどめておく」とし、明言は避けた。ただ、プーチン氏は5日に国営テレビが放映したインタビューで、米欧側が供与を決定した長距離兵器がウクライナに配備された場合、「これまで攻撃対象としなかった対象も攻撃する」と警告しており、重火器の配備を念頭に置いている可能性がある。

プーチン氏はまた、欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会が17日、ウクライナを「EU加盟候補国」と認定するよう勧告したことを受け、「EUは軍事組織ではなく、ロシアは反対しない」と述べた。ただ、ウクライナはEUに加盟しても、EUの「半植民地」になる-と主張した。

プーチン氏は戦況についても言及。露軍が掌握を狙う東部ドンバス地域(ルガンスク、ドネツク両州)のうち、制圧が遅れているドネツク州について「ウクライナ軍が要塞化しており、突入は合理的ではない」とし、「迂回(うかい)して背後を突く作戦を展開しており、時間がかかる」と述べた。「ロシアは核兵器で誰も脅していないが、主権を守るためにロシアが何を持ち、何を使用するかを誰もが知るべきだ」とも述べ、核使用の可能性を否定しなかった。

侵攻について、プーチン氏は「ロシアの安全保障のためにやむを得なかった」と改めて正当化。「ロシアの安全を保証するのは陸海軍だけだ」と述べたほか、ウクライナ領土の大半は旧ソ連指導部に与えられたものだ-とし、侵攻はロシア領の〝回復〟だとする認識も示唆した。さらに「ロシアとウクライナの関係は遅かれ早かれ正常化するだろう」と一方的に主張した。