落葉松亭日記

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中国の偵察気球?

2023年02月05日 | 世相

中国の偵察用と見られる気球が2つ観測されたという。
1つは米大陸、2つ目はラテンアメリカ。
中国の偵察衛星は100基以上浮かんでいるらしいが、もっと詳細な情報が必要なのか、18000mの上空を飛行した。
中国側は「民間の無人飛行物体」と発表した。
5日、米軍によって落下物の心配の無い大西洋上で撃墜された。

米軍、中国の気球を撃墜 大西洋上で BBC 230205
https://www.bbc.com/japanese/64521367

米国防総省は4日、中国の偵察気球を大西洋の米領海上で撃墜したと明らかにした。アメリカは、中国の気球がアメリカ各地の重要軍事施設を偵察していたとしている。

国防総省によると、米東岸のノースカロライナ、サウスカロライナ両州沿岸で空港3カ所を閉鎖し、周辺を航空禁止にした上で、戦闘機による撃墜作戦を実施した。

米メディアは、小規模の爆発後に気球が洋上に墜落する映像を伝えている。

中国外交部は、「民間の無人飛行物体に対するアメリカの武力使用を非常に不快に思い、強く抗議する」と声明を発した。

国防総省によると、F22戦闘機が「AIM-9Xサイドワインダー」ミサイル1発を気球に発射し、米東部時間午後2時39分(日本時間5日午前4時39分)にミサイルは米海岸から6海里沖に墜落した。

気球の残骸は、サウスカロライナ州マートルビーチ沖の水深14メートルの場所に落下したという。米軍の想定よりも水深が浅い地点での落下だったと、関係者は米メディアに話した。

残骸は11キロにわたる洋上に散らばっており、海軍艦2隻が現場海域に入っている。1隻は、大きい残骸の回収用に大型クレーンを装備しているという。米軍 幹部は米CNNに対して、残骸の回収は「比較的簡単」で「さほど時間はかからない」はずだと話した。「海軍の優秀なダイバー」たちも捜索に参加する可能性 があるという。

ジョー・バイデン米大統領は、「(米軍が)撃墜に成功した。実施したパイロットたちをたたえたい」とコメントした。

国防総省が2日に気球を追跡していると発表して以来、バイデン大統領に対して、気球撃墜を求める声が高まっていた。バイデン氏は1日の時点で撃墜を承認し ていたものの、米軍は、破片落下による地上への危険を回避するため、気球が洋上に移動するまで待機することにしたと説明していた。

沿岸で気球撃墜を目撃したというヘイリー・ウォルシュさんはBBCニュースに対して、ミサイル発射前に上空で戦闘機3機が旋回しているのを見たと話した。続けて「大轟音(ごうおん)が聞こえて、家が揺れた」のだという。

撃墜作戦に先立ち米連邦航空局(FAA)は4日午後、サウスカロライナ州沿岸地域にある空港3カ所について、「国家安全保障対策」の一環として、民間航空 機の航行を一時的に停止させた。沿岸警備隊も、「相当の危険」を伴う軍事作戦が行われるとして、船舶に周辺海域を離れるよう通告していた。

国防総省はさらに4日、気球が最初にアメリカ領空に入ったのは1月28日だったと明らかにした。その3日後にカナダ領空へと移動し、1月31日に再びアメリカ領空へ入ったという。複数の核ミサイル施設があるモンタナ州上空でも確認されていた。