11月21日(土)12:00~16:00、場所は、JR新橋駅から徒歩15分の築地社会教育会館のところで国際交流のつどい2015が開催されました。
今年も中央区文化・国際交流振興会のお声がけによりまして、カトー折りを築地社会教育会館3Fで、折り紙コーナーですることができました。感謝です。
国際折り紙レタークラブ 代表 小野原さま、
東京都多摩地区生涯学習インストラクターの会 折り紙同好会 皆川さまが
来られて、今回はふなっしーの折り紙を持ってきてくださいました。
写真の手前に座ってらっしゃる方小野原さま、奥が皆川さまです。
また ↓ こういう折り紙を披露してくださいました。
国際交流のつどいの折り紙コーナーでは単なる海外の方々の交流ではなく、文化の交流、
折り紙においても昔ながらの折り紙や、ふなっしーなど流行の折り紙、それと素敵な和紙との組み合わせ・・・
その折り紙という文化の交流、コラボレーションをみんなで、スタッフ共々楽しんだ一日であったようです。
特に和紙で折った帽子、それもきらびやか模様にシルクのようななめらかで、
美しい絵柄の入った、いかにも高級な和紙を使って、
お母さん自身で我が子のために折った帽子がぴったりと頭に収まると、
「かわいい」「似合う!」「すてき!」という声があがり、
撮影会がその場で始まってしまうのです。
かわいい我が子に七福神の絵柄のある和紙で折った帽子が
すごく気に入ったようで、おじいさんのお祝いにこれをかぶっていくとのことで、
とても喜んでくださいました。
このほかにもポシェットを和紙で作りました。半紙を裏地代わりに和紙のうえに置き、
重ねて折ることで中が白い裏地になります。
出来たポシェットにお気に入りの折り紙を貼って、完成です。
今回は国際折り紙レター協会代表の小野原さんが「ふなっしー」の折り方を
披露してくださいましたので、サンプルをいただき、ポシェットに貼りました。
和紙でつくった帽子やポシェットをお子さまが身につけて、
会場内を歩くということで、より大勢の方がいらしたようです。
アジアのご家族が来られ、いきなり「これを作りたい」と
それもかわいいお嬢さんが・・・
その和紙の帽子をみて、言ってきました。
それで母と妹も加わって、帽子づくりとなりました。
でももう和紙がない。そこで壁に貼ってあった和紙をはがして、
それで帽子をつくりました。折っただけで、こんな帽子ができるという感動、
本当にご家族でいっしょに完成して、それをかぶって、似合うかと
、見比べて、拍手が出ました。そしてお父さんが記念写真をと、
するとお嬢さんは私といっしょに撮りたいとのことでした。
私もうれしくなり、自分のカメラを差し出して、記念写真をパチリ!
いや~満足・・・楽しい! なんという充実感なんだろうと思いました。
もちろんこれは来場者からの笑顔に囲まれました。
しかし、全員がというと、そうではなかったと思います。
材料が行き渡らないとか、仲間に入れないとか、
うまくできないとか、そういう方がいらっしゃったとも感じています。
帰りがけに大きな材料がなかったので帽子が小さくしかできず、
頭には小さすぎる帽子をかぶって、お帰りになった方がいらっしゃいました。
その方はずっとこのコーナーにいらしてくださり、いろんなモノをつくり、
楽しんでおりました。
今思えば、待ってください。
それを作りなおしましょうと言えばよかったと思います。
会場の片づけが終わってから、ある1人の若い女性が杖をついて現れました。
折り紙コーナーに来たんだけど、もう終わったのかと、それを告げると、
残念そうに、ここの折り紙コーナーのため来たというのです。それもカトー折りだというのです。
10月31日にあった立石小学校であった子どもとためす環境まつりに行った子どもたちが
とても楽しかったと、それも新聞紙で帽子や靴の作り方を教わって、とても楽しかったと聞いたので、
これを覚えとけば、震災があったときに役立つと思ったそうです。(それを聞いて、心の中では飛んで喜んでました!)
それで調べると今度、ここにカトー折りがあると聞いたのでということです。
それで次回はいつかという話になりました。
(次回は、来年1月30日土、新宿区立 鶴巻小学校 まちの先生見本市に出展が決まりました。)
そこであとで連絡するということに。しかし、あまりにもこのままでは申し訳ないと私は思い、
残して置いた上質の和紙を思い切って、切って、それで、15分で帽子とスリッパの折り方を教えますというと、
本当に喜んでくださり、さっそく折り始めると写真を撮りながら、懸命に覚えておりました。
今回の収穫は高級な和紙で帽子をつくると、新たな価値が生まれたことです。
こんなぜいたくな紙で折った折り紙、それがとっても我が子似合うという喜びが広がった
という新しい可能性を見つけました。
高級な和紙、丈夫でシルクような、縁起の良い絵柄の和紙を何に生かす、身につける、
ものに生かすという路線です。
まるで我が子にイージーオーダーの帽子をその場で仕立てたのです。
待たずに、自分の手で、簡単に、誰でもできるということです。
すばらしい時間でした。素晴らしい人との出会いでした。
こういう交流が今回あったのです。
スタッフのみなさん、ご苦労様でした。