なんと、12月9日に申請した実用新案が5月12日付けで登録したことがわかりました。実用新案登録証です。会社ではたくさん出願しましたが、個人の考案で、個人で出願して、登録されたのははじめて!
なんともうれしいニュースです。これに励まされて、これから製作マスターブックにも取り組んで参りたいと思います。ちなみにこれは震災時の避難所生活で不足する食器類(スープ皿、小皿、おわん、コップ、スプーン、箸)を牛乳パックでつくってしまうものです。この作り方を覚えるのに製作マスターブックで覚えます。覚えたら、牛乳パックを開いて、四角に切ってから、折るだけです。時間がありますから、ゆっくり覚えることができます。
牛乳パックだから食品を乗せても大丈夫です。また外に染み出ることがありませんし、漏れることもありません。また料理の味にも影響しません。このスプーンや箸でも食べられました。
(これはお酒のパックで作りました。焼きそばです。)
食べ終わったら、片付けは食器を分解して、洗って、洗濯ばさみでつるして乾かすことができます。
乾いたら、畳んで仕舞うことができます。
これはまだ具体的な製作会社や販売会社は決まっていません。もしどなたか名乗りをあげていただけるならば、一緒にやりましょう。
今回は作りやすさをポイントに小箱を考えてみました。半分に折って、山折り側を少し折り返して、両端をドッキングして、端が片方の端を入れ込むように、サンドイッチにします。サンドイッチの部分を少し山折りにします。そして内側の紙を内側に剥がして、底にします。
紙は厚手のチラシでつくるのがコツです。ドッキングさせるのにちょっと手間がかかりますが、これが壊れにくさを生みます。
円周に角をつける折り目によって三角形や四角形、または丸など自由に。それとドッキングでサンドイッチさせる深さによって細くなったり、太くなったりします。
自分の好みの大きさやスタイルに変えられます。用途はアイデア次第で小物入れやカードいれなどさまざまな使い方ができるでしょう。
三角コーナーの紙袋を使っていたらやっぱり重みがあると壊れてしまうのです。そこでもっと丈夫な紙袋、それも袋の大きさを自由に調節ができ、かつ簡単にできてしまうものを考案しました。
ポイントは半分に折った紙を端と端の重ねたを変えてみました。端をもう片方の端でサンドイッチしてしまう。中に入った端を深く入れ込むかによって紙袋の大きさが変わります。その位置でよければ、重なった部分を摘んで2回ほど丸め込みます。あとは、丸め込んだ部分の両端を内側に折りこみます。内側の紙をはがして、底に落とし込みます。仕上げに内側に折り込んだ縁を全体で、内側に折りこんで完成です。
詳しくは動画をご覧ください。
三角コーナー紙袋に弁当箱の洗い水を流し入れている。この洗い水にご飯粒や魚の骨などが混ざり、紙袋に入る。ここで紙袋は水とゴミを分類してくれていた。ろ過の役目を果たし、かつ紙袋は崩壊することなく、ごみを保持していた。この三角コーナー紙袋は新聞紙の4分の1の大きさで作ったものである。
ではこれを片付けるときはどうだろうかと観察してみた。持ち上げるときに紙袋は崩壊することはなかった。持つと濡れて湿っている。若干、水が垂れている。
これを広げた新聞紙の上に乗せて、水が漏れない紙袋で折ってみた。完成すると、中身がおこぼれる心配はない。このまま生ゴミ用のゴミ箱に捨てた。
三角コーナーの網を洗う必要もなく、簡単にゴミを取り出せて、包んで捨てられる状態にできる点では水や時間の節約になっている。
ただ生ゴミには紙を混入してはいけない自治体があり、このやり方が本当によいのかはわからない。
カトー折りで作った紙袋がなぜ、水も漏れない紙袋になるのか考えておりました。その中で壊れる力が壊れない力になるとか、壊そうとうする力を分散させるとか、壊そうとする力の方向を変えてしまい、壊れない力に変えるとか、壊そうとする力を分散させて、小さくするとか、いろいろと探っておりました。
もし壊そうととする力を分散させる折りかただから水が漏れないのなら、それがラップでも同じように水が漏れないだろうと仮説をたてて、実験した結果がこの写真です。
これまで折られた紙のしつけたところを連鎖して、分散していたのだろうと思っていましたが、このラップの実験はさらに興味そそる結果になりました。
しかし濡れたラップでもこうはなりません。乾いたラップがこういう結果を生むですね。これを眺めていたら、何か内臓のような姿。。。ひょっとして、このような方法で縫製を効率的にできる技が発見できるのではないかと思いました。