当日、神田女学園高等学校に午前10時に訪問しますと、講師控室に招かれて校長先生からご挨拶がありました。
さっそく教室へ。しばらくすると22名の生徒さんが来られました。
吉岡先生から「それではさっそくお願いします」と紹介されまして、あとは怒涛のごとく思うままに進行させていただきました。
それでは授業風景の写真を以下、掲載します。(学校から写真をいただきました。ありがとうございます!!)
というわけで、実は、当初予定していた通りに進めることはできませんでした。
スリッパ、スプーン、食器、エコバックを作るまでは至らず、全員ができることを優先にしておりました。
よって基本編だけで終わってしまいました。
またできなかったり、わからなくて困った生徒さんもいらしたかと思います。
折り紙とは違い、全員が同じようにはできないので、全員が揃うまでじっと待つか、直に教えにいくかで対応しました。
◎やったこと。
・道具を使わずに、手持ちで紙をきれいに切る。
・切った紙を道具を使わずに、紙を繋げる。輪っかを作る。
・繋げた紙がいかに強く繋がったかを知る。どうしたら強くなるのかを知る。
・紙から袋をサッと折ってつくることを覚える。
・袋が密閉されていることを水を入れて、漏れないことで知る。
・袋がどういう風に役立つか考える。(モノを隠す、こぼしてはいけないものを入れる、紙だから字が書ける、臭いを封じ込める、開け閉めができる、道具を使わないからすぐに使える)
・即座に蓋つきの箱をつくる方法を学ぶ。
・自分のほしいサイズの箱にできることを学ぶ。
・立方体の箱をつくる。難しく、パズルのようだが、わかった人とわからない人が協力し合うことを体験して、達成することを学ぶ。
・新聞紙を使って、袋をつくる。
・丈夫な袋であることを知る。
・何に使えるか考える。まずは、作ったものを仕舞う袋になった。役立てることを体験する。
・袋をかぶったりして、遊ぶ。OKです。楽しむことを学ぶ。
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今回は、教室での講義ははじめてでした。黒板も使えばよかったと思います。折り方のポイントを絵で描くこともできたでしょう。
だけど出来たとき、面白い!という感動も加わって、これ使える!と思ったときに 何かひらめいたご様子でした。
それがエコや防災として役立つということにつながります。
ということで、
まだ興奮が冷めていないのか、もっとこうすればよかったとか、反省も含めて、とても有意義な時間でしたが、
何しろ、無事に楽しく終わったことが一番よかったです。
10時半から12時の90分があっという間に終わってしまいました。
今回は、地球市民集中講座ということで、カトー折りを選んだくださった池田先生、ご指導いただきました吉岡先生、本当にありがとうございました。
改めて、この機会によりたった一枚の紙だけでその場でこれだけの楽しいエコや防災の学習体験ができるというものをさらに、まとめてみたいと気持ちになりました。
◇
先生から以下のお礼のメールを頂きました。
その中で新たな発見も多かったこと。
また、手を動かして物をつくる機会が少なくなっている中、身近な紙を折ることで、丈夫で実用的な物が作れる体験であったこと。
この驚きと体験は、子ども達のこれからの生活に、大きく影響を与えていくとのこと。
今後の活動に貴重なご意見をいただきました。感謝です。