久しぶりのブログ更新です。
写真は、講演後のスタッフのみなさん、集合写真です。
さて、昨日9月7日土曜日に、藤沢市で
神奈川県要約筆記者研修会の講師として講演をいたしました!
折り紙が地球環境に役立つという視点でお話いたしました。
「神奈川県中途失聴・難聴者協会」と「神奈川県要約筆記協会」と「神奈川県視聴覚障害者福祉センター」からの依頼でした。(三者共催と呼ぶようです)
NPO法人シニア大楽 講師番号818 加藤として、役目を昨日、果たすことができました。
みなさんからの印象は、
防災知識が結構得られたこと、
携帯トイレの重要性や凝固剤の使い方がよい経験にもなった。
カトー折りのメモバンドがよかった!(リストバンドみたいなもので、A4の紙を折ってできるもの)
避難所で私が難聴者であることをバンドを見せるだけで伝わる!でした。
「要約筆記者の研修会」なんですが、ようやくひっき・・・聞き慣れない言葉ですが、
耳から入る情報を書いた入り、パソコンに入力して文字に変え、聞こえが不自由な方々をおサポートする活動のことのようです。
今回の研修内容を決める際に海洋プラスチックごみ問題が話題になった大阪サミットG20があった頃に決めたらしく、私が選ばれたようです。
(感謝いたします。実はカトー折りがエコに役立つかという難問に対してのチャレンジになりました!)
会場ですが、
50名の方が参加されました。私が話すと、即座にスクリーンにしゃべったことが文字となって表れます。他に手話通訳者もついておりました。
私の提供した映像の音声は、補聴器にヒアリングループという方法で音声を伝えていたようです。(いろんなシステムがあるんですね)
※ヒアリングループ(磁気ループ)とは、
難聴者の聞こえを支援する設備で、ループアンテナ内で誘導磁界を発生させることで、音声磁場をつくります。
磁界を発生させるループアンテナを輪のように這わせることから、「磁気ループ」と呼ばれています。
こういった中での講演の環境の中で、新折り紙が地球環境に役立つということを伝えることになりました!
用意したのは使用済みの紙と新聞紙、小分けにした凝固剤です。
映像は
海洋プラスチックごみ問題の解説ビデオ(富士通製作)と海鳥の胃からレジ袋が発見されるニュース映像を使いました。
今回、ガッテンしていただける場面が2回ほどありました。
メモバンドが命を守ってくれるものになる。大切な情報のメモを腕にちゃんと付けられるわけです。・・・これは防災です。
携帯トイレでは凝固剤が重要。それをカトー折りの袋に水を入れて、凝固剤の粉をふりかけしましたところ、ゼリー状に固まったことを全員が体験しました。そして携帯トイレがなくても凝固剤さえあれば、何か袋の袋に便をすればよい。カトー折りの便袋は、便座にぴったりの袋であること。これにガッテンがありました。・・・これも防災です。
しかし、この防災に役立ち、日頃でも役立つ、この袋やメモバンドが本当に使えるということをガッテンしていただきました。これは覚えおこう、覚えられるものだということになり、それがレジ袋がなくても大丈夫という気持ちになり、レジで、「レジ袋はいりません!」と断れるようになれば、よいのです。(レジ袋があれば便利ということでも、本来はなくてもよいのだが、便利だからもらっておくという気持ちをなくす効果がある)
カトー折りが日常でも便利、それが防災に役立ち、その日常化がプラスチックが不要という意識が生まれ、それを大切にしていきましょうというアピールができました!
石油製品を使わなくなり、リサイクルのできる紙を使っていけるということ。
そんなわけで、ほっとしました。
研修終了後、「避難生活に役立つカトー折り」の本が7冊売れました。
完売です。2冊買ってくださったところがありました。ニコニコ整骨院さんでした。サインまで求められて、うれしかったです。
一番どっきりしたのが、閉会の挨拶で、中途失聴・難聴者協会の理事長から
「加藤さん、これからも日本全国を講演なさるのでしょうから、ぜひ頑張っていただきたいのです。」
どきっ!
そう、ですか、全国に回れるほどの内容だったですね!
わたしがブログで書き留めたいのは、カトー折りがエコに役立つって何かをはっきりできた点でした。
以上、報告でした。