カトー折りの折り方パターンというのはだいたい決まってきて、そのパターンの組み合わせでまた新たな食器ができます。今回は食器の底が平らなのが特長です。皿の深さやサイズは自由自在にできます。折り方はひねり折りを箱の内側で行って、外側にひっくり返す方法です。
下の写真は新聞紙を4つ折りにしたサイズ(2回折ったサイズ)でつくった紙食器としての一例です。(クリックすると拡大写真が出ます)
①開いた新聞紙を半分に折り、さらに半分の折ったサイズから始めます。
②皿の深さをイメージして、4辺から同じ幅で折って、折り目をつけます。
③角を右手でつまみ、角の両側の辺を左手でおさえて、角を真ん中に引き寄せて、三角をつくります。
④できた三角の上の先端を向こう側に(山折り)に折ります。
⑤折って直角三角形になるようにします。とんがった先端を今度は、手前に、(谷折り)に折ります。
⑥手前に折って、とがった先端をクルクルと巻くように2回、折ります。
⑦巻き終わったら、それを同じように残りの角を折っていきます。
⑧巻き終わった角の部分は簡単には元の状態に戻りません。この折り方をひねり折りと名付けました。(内側ひねり折り)
⑨短い辺の縁をつまみ、外側に折り返す。(ちぎらないように)
⑩縁全体をきれいに外側にひっくり返し、整えて、完成です。
※もう一回縁をひっくりせば、縁は頑丈に、また浅い皿になります。お好みに。
<使い方>
◆キッチンペーパーやアルミホィールを敷けば、サラダ食器として使えます。
◆ビニール袋の中に入れれば、汁物の容器として使えます。
試しに水を入れてみました。食器の型崩れはしません。カレー皿にも使えますね。
◆使い終わったら、分解して、分別できます。糊やハサミ、セロテープを使っていないから元通りになります。
◆食べたら残飯や生ごみが出ますね。新聞紙でカトー折りで包みます。
カトー折りの袋なら、糊を使わなくても、折るだけできっちりとゴミを漏れないように、ガードします。