「カトー折り🄬」ペーバークラフトで広げるエコ!

カトー折り🄬は、商標登録第5994722号を取得しました。2009年に誕生。紙をエコと防災に役立つ知恵の折り方です。

震災でトイレが使えないとき、新聞紙が簡易トイレになる!新聞紙は備蓄しておこう!

2017-01-30 22:47:25 | 活動レポート

2017年1月28日(土)まちの先生見本市に向けて、カトー折りは、トイレ特集に取り組みました。

震災でトイレはどんな問題を引き起こすのかは、ネットで「災害時のトイレ対策」で検索すると数多くの事例やマニュアルがあります。

また、携帯トイレや簡易トイレにはどんなものがあるのかということもわかりました。

例えば以下のようなものがあります。避難所のあり方の勉強にもなります。

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「避難所等におけるトイレ対策の手引き」の策定

https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/documents/g_kaiken20140407_0402.pdf ・・・非常に参考になります。

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避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン

http://www.bousai.go.jp/taisaku/hinanjo/pdf/1604hinanjo_toilet_guideline.pdf・・・・・勉強になります。

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女性の視点に配慮した防災対策についての提言

https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/file/1334_L23_joseiteamsaishuuteigen.pdf ・・・・視点の重要性がわかります。

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女性の視点でつくる防災セミナー災害に備えるトイレ対策編

http://www.scrum21.or.jp/wp/wp-content/uploads/2014/08/%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC%E8%B3%87%E6%96%99%EF%BC%88%E6%94%B9%E8%A8%82%E7%89%88%EF%BC%89fin.pdf ・・・よくまとまっています。

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こういう資料を読んでわかったことが、新聞紙を活用したトイレ対策がありませんでした。そこで考案を試みたのが今回のチラシです。

これについては、さっそく新宿区の区長さんが関心を持ってくださいました。

ポイントは、携帯トイレには黒いビニール袋が2枚ありますが、1回分しかありません。

①1枚の黒いビニール袋は便器に被せて、汚さないように保護のために使います。

②新聞紙で作った便器袋を便座に乗せます。

③用を足します。(小便、大便も一緒に新聞紙の中に入ります。この中に新聞紙の短冊も入れておきます)

④袋をつまみあげて、尿を、新聞紙の箱の中のレジ袋バケツに捨てます。

⑤糞のみが入った便器袋(新聞紙)をもう一枚の黒いビニールに入れます。入れる時はさらに新聞紙でカトー折りの袋で包むと漏れることなく、捨てられます。

⑥糞と尿が分別されるので、吸収剤がなくても、大丈夫。大便はカトー折りの袋でパックすれば、トイレの外、屋外に捨てにいける。悪臭対策にもなる。

⑦一つの携帯トイレで、新聞紙により何回も使える。ストレスが減る。トイレの便器も汚れない。

⑧また便器が汚れてしまった場合は新聞紙で和式トイレをつくり、そこで用を足せばいい。

以上のようなことを説明しました。

新聞紙の和式トイレは、左、レジ袋のバケツは右。

展示内容では、本やネット資料を冊子に印刷して展示しましたが、あまり見てくれませんでした。

やはり人が作りながら説明するのが一番ですね。

それとワークショップでもトイレ問題を新聞紙で解決する方法について説明しました。

参加者は8名でしたが、熱心な方もあり、有意義でした。

その新聞紙で作った便器袋を実際にお尻に当ててみると、こんな感じと説明しました。

今回発表したのは、

 ①洋式トイレ便座にセットできる新聞紙の便器袋

 ②新聞紙でつくる和式トイレ

 ③新聞紙でつくった箱にレジ袋を入れて、バケツ

 その他に、新聞紙の靴、帽子、枕も展示しました。

 展示の終わりごろに新聞紙の靴を作っているときに見学の年長の男性から声を掛けられ、自分にも靴を作ってくれとのこと。さっそく作りました。それを履いて、体育館を歩き回り、体験してくださいました。名刺交換しました。すると、本日、お手紙をいただきましたのでここで一部を転載いたします。

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・新聞紙工芸(創意工夫)で身近に役立つ光景を目の当りにしまして、すぐに手施きを受けようと思いました。

・私は毎日、スニーカーに新聞紙と丸めて脱臭・脱湿に活かしていますから、加藤さんのコーナーにて履物の細工にほっと温もりを感じました。

・現役のとき職場の事務所の窓ガラスの仕上げに丸めた新聞紙を(家庭のガス台の磨きにも同様)使っていました。

・山岳地帯で緑のボランティアで寒い朝に新聞紙を胴に巻いて、作業に取り組んだところ、へこみに足が捉えて、転がり落ちて石垣に当たったのに、無傷で幸運に恵まれた。

・幼少のころ、書道の練習には新聞紙と、正月二日の初夢には宝船に見立てた船を作って枕元に。

・今なお、野菜保温、保湿剤として新聞紙を活用している料理人が居合わせます。(湿った新聞紙に野菜をくるむと、新鮮度をキープされる)

・先日、神社の焚火の折りに試みに、焼き芋を!と思ったら、年長の方の知恵で濡らした新聞紙にサツマイモを包んで、アルミホイールでくるみまして、火中に置いたところ果たして柔らかいいい香りの焼き芋ができました。手軽にできる銘品となりそう。

まぁ、こんな訳で新聞紙の諸々の活かし方が浮かんで参りました。

また会えます日を心待ちにしています。

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いろんな出会いがありました。本当に素晴らしい「まちの先生見本市」になりました。

ありがとうございました。

 

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