昨夜、いろいろ納得がいかないとか書いたが、寝ている間に納得のいく解釈を思いついてしまい、それがあまりにも悲しいので追記。
きっかけは、昨日twitterでつぶやいたことではあるが……。
スージーは無免許で車を運転して弟の命を救ったことがあるくらい、頭が良くて、行動力がある少女。その少女が、なぜ、死後も現世の近くに留まりながら、ほとんど何もしなかったのか。
スージーが天国に行ける様になったときは、被害者の少女達が一緒だった。つまり、スージーは自分の意思で残っていたのではなく、スージーが自分の死を受け入れられないからだけでもなく、犯人が見つからないことにより、他の少女達と一緒に留め置かれていたに過ぎない。
天国へ行ける様になったとき、他の少女は晴れ晴れとした顔をしながらも、スージーはやり残したあると焦る。なぜここで焦るのか。やはり、これもスージーの意思ではないから。
そして、スージーはレイの元へ。このとき、偶然にも死体遺棄の現場に居合わせるのだが、スージーは遺体を見つけて欲しくない。その理由は、昨日つぶやいた関係。レイのキスは上書きであり、魂の救い。
スージーはすぐにでも消えたかった。しかし、消えられなかった。
家族の行く末を思って残ったわけではなく、レイに大きな未練があったわけでもない。レイが原因であれば、もっと先に何かのアクションを起こしていただろう。
彼女が死を受け入れられなかったのは、自分の死を認めたくなかったのではなく、別のことを認められなかったから。
「耐えるのも勉強だ」
ダサい帽子をかぶせられたときのスージーの言葉。あの事件のさなかでも、彼女がそう思っていたとしたら……。
こう考えると、あらすじの「14歳で殺されてしまった少女が、残された家族や友人たちが立ち直っていく姿を天国から見守り続ける。」というのは、監督が敢えて描かなかったことを、さらに奥へ塗り固めてしまうミスリードに思える。
そんなハートウォーミングな話では全然なく、もっと恐ろしくて悲しい話だ。
きっかけは、昨日twitterでつぶやいたことではあるが……。
スージーは無免許で車を運転して弟の命を救ったことがあるくらい、頭が良くて、行動力がある少女。その少女が、なぜ、死後も現世の近くに留まりながら、ほとんど何もしなかったのか。
スージーが天国に行ける様になったときは、被害者の少女達が一緒だった。つまり、スージーは自分の意思で残っていたのではなく、スージーが自分の死を受け入れられないからだけでもなく、犯人が見つからないことにより、他の少女達と一緒に留め置かれていたに過ぎない。
天国へ行ける様になったとき、他の少女は晴れ晴れとした顔をしながらも、スージーはやり残したあると焦る。なぜここで焦るのか。やはり、これもスージーの意思ではないから。
そして、スージーはレイの元へ。このとき、偶然にも死体遺棄の現場に居合わせるのだが、スージーは遺体を見つけて欲しくない。その理由は、昨日つぶやいた関係。レイのキスは上書きであり、魂の救い。
スージーはすぐにでも消えたかった。しかし、消えられなかった。
家族の行く末を思って残ったわけではなく、レイに大きな未練があったわけでもない。レイが原因であれば、もっと先に何かのアクションを起こしていただろう。
彼女が死を受け入れられなかったのは、自分の死を認めたくなかったのではなく、別のことを認められなかったから。
「耐えるのも勉強だ」
ダサい帽子をかぶせられたときのスージーの言葉。あの事件のさなかでも、彼女がそう思っていたとしたら……。
こう考えると、あらすじの「14歳で殺されてしまった少女が、残された家族や友人たちが立ち直っていく姿を天国から見守り続ける。」というのは、監督が敢えて描かなかったことを、さらに奥へ塗り固めてしまうミスリードに思える。
そんなハートウォーミングな話では全然なく、もっと恐ろしくて悲しい話だ。