iPadの発売が黒船となり、電子書籍の話題が盛り上がってきているが、日本では電子書籍、電子出版の企画はiPad以前からいくつも存在する。しかし、そのすべてがメインストリームとならずに死屍累々。
最近でもシャープの電子書籍リーダー端末、その名もGARAPAGOSなんて、ネタとしか思えない状況。
そんな世の中で、こんな電子書籍はいやだ……ではなく、どんな電子書籍なら欲しい、もしくは許容可能なのか考えてみた。
■ 電子書籍リーダー
・文庫本サイズ~新書版サイズ
・厚めの文庫本程度の重さ
・左右両方のサイドキーにページめくりボタン
・マルチタッチ不要、専用スタイラスペンなんてもってのほか
片手で簡単操作できなければ無理。
・カラー電子ペーパー採用
ただし、表紙やカラーページが見えればよい。動画対応不要。
ゲーム、そんなものはゲーム機でやれ。
・電池は4~5時間ぐらい持てば十分。
ただし、充電は急速に。
■ ネットワーク
・直接internet接続機能は不要。
WiFi、Bluetooth、USB2.0でPCもしくはケータイに接続できればよい。
・ダウンロードは基本的にPCで実施。
PCが無い場合に備えて、直接でも可能としたいが、リーダーに大きなストレージは不要としてコストを下げたい。
■ 価格
・著作権切れ \100(システム使用料)
・重版未定スキャン本 \200
・少し古めの本 \300~\400
・新刊本 物理本の定価の半額以下
初期は文庫本のみが対象でもいいかも
・決済はクレジットカードが基本。
■ セキュリティ
・強固なDRMは不要
再ダウンロードが簡単で保障され、十分に安いならばカジュアルコピーは生まれない。
・パソコンからリーダーへのダウンロード時には、機体番号に依存したキーで暗号化
(MusicPlayerでやっている)
・専用PCアプリからの移動以外はデータ化け、暗号化データしか見えないようにする。
ただし、同一アプリから複数のリーダーへのダウンロードは可能としたい。
・リーダー登録の上限数をつける。
リーダー登録の削除、追加は何度でも容易に可能。
・SDカード対応は有りでもよいが、機体番号にバインドされたセキュリティがついていてもよい。
SDカードの貸し借り、ダウンロードしてSDカードで売りさばくことなどは避けたい。
SDへコピーする場合は、使用する機器の指定が必要。
このぐらいやっておけば、悪質なコピー以外は防げるだろうし、電子すかしでトレース可能であれば、アップロード後に捜査すればよい。
■ 再ダウンロード
・クレジットカードによる認証
つまり、同一クレジットカードを使用すれば、再ダウンロードは\0。
クレジットカード番号を共有できるレベルで、本の供給が可能(すなわち、家族間など)
・異常に再ダウンロードが多い場合はクレジットカードの不正利用の可能性があるので、クレジットカード会社へ連絡。
・ファイル本体にはDRM無し。かわりに電子透かし添付。放流された場合は、購入したクレジットカード番号が確認可能。
■ フォーマット
・フォーマットはPDF、およびXMDF。PDFが読めないならいらない。
・自炊PDFが読めること。
・既存XMDFが読めること。(GARAPAGOS XMDFは読めなくてもいい)
■ コンテンツ
・参加必須の出版社は早川、創元、角川、新潮、徳間。講談社と小学館はあんまり読んでないからいいや(笑)
あと、アスキーメディアワークス。
今一番電子化して欲しいのはS-Fマガジンかも。でも、あのサイズを小さくすると読めないか……。
■ 現状の電子書籍のダメなところ
・ケータイ、スマートフォンの電子書籍
⇒ 目が疲れる。ディスプレイが小さい。無理。
・ガラパゴス
⇒直接接続のみとか、あほか。
すぐになくなりそうな端末にDRM縛りとか、誰が買うか。
ところで、上記はあくまで、小説を電子書籍で読む場合の話。小説以外のコンテンツはまた要求がまったく異なると思っている。
たとえば、動く百科事典系のメディアミックスコンテンツは、それこそPCやPadで見られるように特化すればよい。電子ペーパーに求めるものとはまったく違う。これが理解できないのか、全部入りじゃないと売れないと思っているのか、電子ペーパーで動画とかまったく不要なことに開発費を使わないで欲しいものだ。
ハードウェアの特性が分かれるコンテンツの分類としては、一般小説系、ケータイ小説系、教養新書系、メディアミックス系、コミック系ぐらいに分かれるんではないかと思う。そのうちで、電子ペーパー端末で見たいのは一般小説系のみだ。他のものはケータイとPCで十分だろう。何が不満なの?
配信料だって、有料会員制のWebにすれば十分だろう。それで上手くいかないのは、ハードやシステムのせいじゃなくって、要するに需要が無いんだよ。
最近でもシャープの電子書籍リーダー端末、その名もGARAPAGOSなんて、ネタとしか思えない状況。
そんな世の中で、こんな電子書籍はいやだ……ではなく、どんな電子書籍なら欲しい、もしくは許容可能なのか考えてみた。
■ 電子書籍リーダー
・文庫本サイズ~新書版サイズ
・厚めの文庫本程度の重さ
・左右両方のサイドキーにページめくりボタン
・マルチタッチ不要、専用スタイラスペンなんてもってのほか
片手で簡単操作できなければ無理。
・カラー電子ペーパー採用
ただし、表紙やカラーページが見えればよい。動画対応不要。
ゲーム、そんなものはゲーム機でやれ。
・電池は4~5時間ぐらい持てば十分。
ただし、充電は急速に。
■ ネットワーク
・直接internet接続機能は不要。
WiFi、Bluetooth、USB2.0でPCもしくはケータイに接続できればよい。
・ダウンロードは基本的にPCで実施。
PCが無い場合に備えて、直接でも可能としたいが、リーダーに大きなストレージは不要としてコストを下げたい。
■ 価格
・著作権切れ \100(システム使用料)
・重版未定スキャン本 \200
・少し古めの本 \300~\400
・新刊本 物理本の定価の半額以下
初期は文庫本のみが対象でもいいかも
・決済はクレジットカードが基本。
■ セキュリティ
・強固なDRMは不要
再ダウンロードが簡単で保障され、十分に安いならばカジュアルコピーは生まれない。
・パソコンからリーダーへのダウンロード時には、機体番号に依存したキーで暗号化
(MusicPlayerでやっている)
・専用PCアプリからの移動以外はデータ化け、暗号化データしか見えないようにする。
ただし、同一アプリから複数のリーダーへのダウンロードは可能としたい。
・リーダー登録の上限数をつける。
リーダー登録の削除、追加は何度でも容易に可能。
・SDカード対応は有りでもよいが、機体番号にバインドされたセキュリティがついていてもよい。
SDカードの貸し借り、ダウンロードしてSDカードで売りさばくことなどは避けたい。
SDへコピーする場合は、使用する機器の指定が必要。
このぐらいやっておけば、悪質なコピー以外は防げるだろうし、電子すかしでトレース可能であれば、アップロード後に捜査すればよい。
■ 再ダウンロード
・クレジットカードによる認証
つまり、同一クレジットカードを使用すれば、再ダウンロードは\0。
クレジットカード番号を共有できるレベルで、本の供給が可能(すなわち、家族間など)
・異常に再ダウンロードが多い場合はクレジットカードの不正利用の可能性があるので、クレジットカード会社へ連絡。
・ファイル本体にはDRM無し。かわりに電子透かし添付。放流された場合は、購入したクレジットカード番号が確認可能。
■ フォーマット
・フォーマットはPDF、およびXMDF。PDFが読めないならいらない。
・自炊PDFが読めること。
・既存XMDFが読めること。(GARAPAGOS XMDFは読めなくてもいい)
■ コンテンツ
・参加必須の出版社は早川、創元、角川、新潮、徳間。講談社と小学館はあんまり読んでないからいいや(笑)
あと、アスキーメディアワークス。
今一番電子化して欲しいのはS-Fマガジンかも。でも、あのサイズを小さくすると読めないか……。
■ 現状の電子書籍のダメなところ
・ケータイ、スマートフォンの電子書籍
⇒ 目が疲れる。ディスプレイが小さい。無理。
・ガラパゴス
⇒直接接続のみとか、あほか。
すぐになくなりそうな端末にDRM縛りとか、誰が買うか。
ところで、上記はあくまで、小説を電子書籍で読む場合の話。小説以外のコンテンツはまた要求がまったく異なると思っている。
たとえば、動く百科事典系のメディアミックスコンテンツは、それこそPCやPadで見られるように特化すればよい。電子ペーパーに求めるものとはまったく違う。これが理解できないのか、全部入りじゃないと売れないと思っているのか、電子ペーパーで動画とかまったく不要なことに開発費を使わないで欲しいものだ。
ハードウェアの特性が分かれるコンテンツの分類としては、一般小説系、ケータイ小説系、教養新書系、メディアミックス系、コミック系ぐらいに分かれるんではないかと思う。そのうちで、電子ペーパー端末で見たいのは一般小説系のみだ。他のものはケータイとPCで十分だろう。何が不満なの?
配信料だって、有料会員制のWebにすれば十分だろう。それで上手くいかないのは、ハードやシステムのせいじゃなくって、要するに需要が無いんだよ。