神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[映画] はやぶさ/HAYABUSA

2011-10-09 22:13:21 | 映画
『はやぶさ/HAYABUSA』 - goo映画



(C)2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ


はっきり言って、まったく期待していなかったので、そんなに悪い印象は無い。見たのも映画の日で\1000だったからな。しかし、この映画に対してあんまり語りたいこともないんだ。


以下、twitterに書いたことの再録。

はやぶさ映画見た。意外に悪くなかったけど、帰還時の感動の再現としては、まだまだだったよ。

宇宙研の人たちに焦点を当てた群像劇っぽいんだけど、それにしてはトラブルの解決があっさりし過ぎて感動が薄い気がする。ネットでの盛り上がりもあっさり紹介された程度。いまいち焦点がわからん映画だった。

それでも、JAXA全面協力だけあって、おかしな場面は無かったところがよかった。リポDネタとか、もっと大袈裟にやっても良かったんじゃないかと思うけど。


これ以上の感想は無いな。

きっと、この映画を作った人も、面白いと評価している人も、ミューゼスCが大宇宙を冒険してた頃の物語を、その本当の感動を知らないんだろうな、とは思った。


[SF] 一千億の針

2011-10-09 21:53:31 | SF
『一千億の針』 ハル・クレメント (創元SF文庫)





『20億の針』の続編。前巻でホシを倒したバブと“捕り手”はその後どうなったのか、という読者の興味を満たすために書かれたのだろう。特に大きなネタは無いが、異星人と地球人の友情を描いた良質なジュブナイル。

しかし、訳だけは格段に進化している。さすがに主人公の名前は変えられなかったのかバブのままだが、特に引っかかるような言葉使いは無かった。なんといっても、今回の訳者は小隅黎である。どうせなら、『20億の針』も、この方に改訳して欲しかった。

共生関係を長く続けすぎたために体調を崩したバブ。“捕り手”はホシの乗ってきた宇宙船を探しだし、自分の星へ帰ろうとする。しかし、その前には南洋の厳しい嵐が待ち受けていた。

おもしろいのは、前作の友人悪ガキたちがほとんど登場しないこと。その代わりに、バブを取り巻く三人の女性が物語を引っ張る。バブの妹ダフネ、医者の娘ジェニー、そして、泳ぎの達人少女メイタ。

もう一人、重要な人物が、8歳のアンドレ。この少年が狂言回しとミスリードに大活躍してくれる。この子がいろいろなことをやらかして島を混乱させた動機は、正直言って、ちょっと感動的だ。

悪ガキたちは成長し、進学や就職で故郷の島を離れてしまうという時の流れ。そして、男同士の友情から異性への愛情の芽生え、冒険からボーミーツガールへという対比が素晴らしいと、途中までは思っていたのだけれど、著者がハル・クレメントだということをすっかり忘れていた。結局、そっちの方面にはさっぱり進まず。いや、深読みすれば、ジェニーと“ちび”、バブとメイタはくっついてるはずなんだけどなぁ。

SF的なネタとしてはいまいちだけれど、『20億の針』と合わせて、南の島を舞台にしたジュブナイルとして読めば、さわやかな読後感を与えてくれる秀作だと思う。『ウルトラマン』や『ヒドゥン』みたいなインスパイアじゃなくって、この小説そのものを映画化しても面白いんじゃないだろうか。


あ、あと、“一千億”というのは原題にも本文中にも出てこない、単に商売上だけの無関係なものらしいです(笑)


[SF] SFマガジン2011年11月号

2011-10-09 21:18:43 | SF
『S-Fマガジン 2011年11月号』 (早川書房)





特集「日本SF第一世代回顧」。前号までやっていた「SFスタンダード100ガイド」の日本版かと思いきや、小松左京追悼を含めた、日本SF黎明期の歴史のお勉強。他の文献やイベントで読んだり聞いたりした話が多かったので、あまり新鮮味がなかった。福島正実の『未踏の時代』や、最相葉月の『星新一 一〇〇一話をつくった人』なんてものをこれまでに読んできた人にも衝撃を与えるようなネタとかは、もう残っていないのか。

単純な回顧録ではなく、ゼロ年代、10年代の現在に、彼らの業績や想いがどのようにつながっているのかといった視点も必要だったんじゃないかと思う。

そして何より気に入らないのが、肝心の第一世代の作品がまったく掲載されていないこと。契約の問題や、いろいろ仲の悪い(笑)話はあるにしても、再掲作品さすらまったく無いといのは寂しすぎる。

今月号で興味深かったのは、山本弘と梶尾真治の連載で共通に取り上げられていた小ネタ。神を信じるという意味と、日本人の宗教観について。自分は今ももちろん全知全能なる神や、創造主などは信じていないわけだけれど、この歳になって、やっと宗教の存在意義がわかってきたような気がする。いや、すべての悪の元凶は一神教にあるという持論は変わらないけどね。みんな、キリスト教やイスラム教をやめて、多神教やアミニズムな宗教を信じようじゃないか。




○「機龍警察 雪娘」 月村了衛
機龍警察シリーズの1篇。SF的なネタを越えた、あまりに悲しい話。機龍警察シリーズは、SFを越えた警察小説としてこの先も続くのだろうか。



10月8日(土)のつぶやき

2011-10-09 03:28:12 | つぶやき
09:27 from Tween
ガンガン、コンコン、カンカンうるせぇーって感じで起きた。隣のマンションとの間で何かやってる。工事なんて聞いてませんけど!
09:30 from Tween
今日の天皇杯水戸戦は、相変わらずテレビも何もないので、さみしいですね。放映権はNHKがもってるのかな。現地のみなさん、全国のサポの分も応援がんばってください。
09:36 from 読書メーター
【S-Fマガジン 2011年 11月号 [雑誌]】第一世代の話は以前に読んだ話が多くて新鮮味に欠けた。彼らが現在ゼロ年代に対してどのような影響を与えるかなど、単なる歴史紹介に終わらない視点が欲しかった... →http://t.co/MSpBuNEI #bookmeter
09:43 from 読書メーター
【一千億の針 (創元SF文庫)/ハル クレメント】星へ帰るためにホシの宇宙船を探し始めた“捕り手(ハンター)”。訳がちゃんと現代語になっている(笑) 読んでいる間は、テーマが「少年たちの友情と親子の信... →http://t.co/ZEHyqNBF #bookmeter
09:52 from 読書メーター
【希望 (ハヤカワ文庫JA)/瀬名 秀明】テーマ性や文学的技巧性が先走りすぎて、物語が弱い気がする。『パラサイト・イブ』とサイファイ論争のころから考えると、隔世の感。本当に同一人物か? アンソロジーの... →http://t.co/onwkR7rr #bookmeter
10:14 from Tween
RT @akikconsa: コータの思い出深い厚別里がえり。コータと岡山の初橋先輩後輩対決マッチアップ。元W杯戦士の鈴木隆行師匠を抑えようとする現役高校生の天空の覇者。プロ選手として初めて厚別のピッチに立つ鶴ちゃん。それを迎えるユースの先輩後輩。ずっとヒロの後を追いかけ ...
10:16 from Tween
2chの某スレに、あまりにもシンクロした状況が書かれていて焦る。あれ書いてるの、おれじゃないですから>関係者各位
10:17 from Tween
これって本人に言っといた方がいいのか、それとも、日本のどこかで全く同じことが起こっているのか?
10:18 from Tween
まぁ、見なかったことにしよう。
12:01 from Tween
こんな日にもベンチ入りもしないブルーノって、今何やってるんだっけ?
13:50 from Tween
コータと師匠がいるのに無失点とは誇らしいw
13:56 from Tween
この調子だと榊が途中出場して決勝点を決めるな。
14:16 from Tween
実況に時間差がありすぎてまったくわけわかめなTL
14:27 from Tween
あ、シーツ干すの忘れてた!
14:41 from Tween
できすぎではないか!
14:45 from Tween
またもや混乱のTL
15:27 from Tween
負けてしまいますたか。そんなにうまくはいかないっつーことですね。みなさまお疲れ様でした。
15:28 from Tween
しかし、今日は試合をまったく見られないのに興奮した。こんな感覚は海外厨には理解できまいw
15:31 from Tween
応援するチームがあると、こんなに楽しいよっていうことを、もっと多くの人に知ってもらいたい。
19:22 from Tween
フーターズって、昼間に行くとあんなに空いてんのか。いや、居酒屋はなこの方が好きですけど。
23:01 from Tween
重盛はバカが似合う可愛さだから許される。
by kats_takami on Twitter