神なる冬

カミナルフユはマヤの遺跡
コンサドーレサポーターなSFファンのブログ(謎)

[SF] 密閉都市のトリニティ

2010-05-06 22:51:27 | SF
『密閉都市のトリニティ』 鳥羽森 (講談社)




冒頭の記述すからすると、またもやパンデミック小説かと思いきや、まったく別物。疫病大発生の時期のエピソードもあるが主眼は別なところにある。

人工知能による身体性の獲得。
性欲から分離された恋愛。
他者を理解するための誤解や混乱の原因となるもの。

疫病によって密閉された凶都=京都を舞台に、このあたりのテーマが、時にスペキュラティブに、時にバイオレントに語られる。

しかしながら、小説としてはとっ散らかり過ぎで、まとまりに欠ける。

「大円団」という言葉について、主人公の思い入れが語られるシーンがあるのだが、これは大円団とは言いがたい。まぁ、無理矢理関係者を集めて「真実はこれだ!」とやっているわけだが、その後も結構長い。

いろいろなエピソードがひとつに収束して綺麗に閉じられるのではなく、一旦閉じられた後で、こぼれ落ちたいくつものネタを落穂拾いのように拾い集める感じ。

特に、教団関係のエピソードが物語りの中で回収されずに浮いているような気がする。どうしてあの教団が生まれたのかがよくわからないんだよね。Kが教団を作るほど、思い込みが激しく、狂っていたということなんだろうか。

とはいえ、使われているネタの中には興味深いものもいくつもある。

たとえば、他者を理解しようとするがゆえに発生するいがみ合いとか。

可愛さ余って憎さ百倍のケースはなぜ発生するのか。それは2者という関係性によって発生するのだから、3者の関係性にしてしまえばいいという発想は面白い。男女男とか、女男女とかの3者カップルこそが完全な関係を生み出すのだと。その中の一人はホモとかバイとかである必要があるわけだが、おねぇ系がこれだけ世間に受け入れられているのは、人間が二種の性から三種の性へ分離しようと進化している過程にあるからなわけだ。

性欲無しの恋愛に関しても、男女の友情は成立するのか、などの普遍的なテーマと組み合わせれば、もっと広い層にもリーチるする物語になったかもしれない。

処女作ということもあり、小説としてはどうなのという気もするが、荒削りなSFネタの詰め合わせとしては十分楽しめる作品だった。今後の小説家としてのこなれ具合に期待したい。(←上から目線過ぎ)


「文字のないSF」、もしくは「SFは音だねェ」について

2010-05-06 22:39:15 | SF
文字のないSFについての話題は、絵画や映像表現に限定されていたように思う。しかし、人間は五感を持つ生命体なので、たとえば、言語の無い音楽としてSFが成り立つのかというのも、ちょっとおもしろいネタではないかと思う。

ここで、“言語の無い”ということは、歌詞がないというのはもちろんのこと、曲のタイトルも無いということである。

たとえば、「ツァラトゥストラはかく語りき」を聞くとSFだなぁと思うわけだが、当然それは『2001年宇宙の旅』があってのとであり、あの曲自体がSFを感じさせるわけでもない。

ホルストの組曲、「惑星」もSFファンにとってはおなじみではあるが、これも、あのタイトルが「草原」だったならどうか。「木星」を聞いても目に浮かぶものは木星の大赤斑ではなく、モンゴルの夕陽だったかもしれない。

だいたいが、歌詞があったとしても、「おぼえていますか 手と手がふれあったとき」だって、ゼントラーディやらメルトランディやらと出会ってなければ、SFには思えん。

もちろん、逆に、「いちまんねんと にせんねんまえから あいしてるうううううう」なんて歌詞は、アニメの主題歌に使われていなくたって、SFモノはSFを感じるようにできているのだろう。

それでは、SFモノの楽器、テルミンはどうか。テルミンはいろいろな意味でSFモノの興味を惹く。ひとつは世界最初の電子楽器ということ。そして、その弾き方がまるでエア楽器のように何も無いところに手をかざして音を出しているように見えること。極めつけは、その音が、古来よりイメージされる空飛ぶ円盤の飛翔音にそっくりなことだ。

テルミンの演奏は、言語から切り離された音楽としてSFを感じさせるもののひとつとして上げてもいいのだろうか。しかし、これも、我々SFファンが、“UFOが飛ぶ音のイメージ”を共有しているという文化的背景に大きく依存していることは間違いない。
そういった意味では、UFOのイメージから切り離されたテルミンの演奏というのを仮定した場合、それはSFかと言われれば、ちょっと困る。実際、SFから離れた文化では、テルミンの音が表象するのは不思議さや恐怖ではなく、癒しである。(らしい)

SFには、科学的、論理的な思考が必須であり、その思考は(多くの人たちにとって)言語に依存しているということから考えると、SFというのはどこまで行っても言語から離れられないものだと思えてしまう。

その言葉ですら、背景文化によってはSFになったり、まったくSFとは無関係だったりする。なんてことは、気が向いたら別途……。


5月5日(水)のつぶやき

2010-05-06 00:17:45 | つぶやき
08:09 from Tween
何も予定が無いと、本当に何もしないな>自分。おきてからテレビとネットで1時間経過。朝飯くらい食え。
11:17 from API
【さよならのためだけに】恋愛とは切り離した結婚。昨日読んだ本と微妙にシンクロ。現実を逆手に取ったコメディで、ユートピアとディストピアは同一であることを思う。真相は予想範囲内で予定調... http://book.akahoshitakuya.com/cmt/5978452
13:22 from Tween
暑い。でも、店内入ると涼しい。鼻水出てきた。
13:54 from Tween
スカパー、チャンネルわからず焦った。遅いよ番組情報取得。 #consadole
14:37 from Tween
いい時間帯になってきた。ここで点が取れればいいんだが。 #consadole
14:45 from Tween
3-5-2で選手に迷いがなくなっている感じがする。 #consadole
14:46 from Tween
あとは、ボール回しから仕掛けたときの連動が出てくれば、必ず得点できるはず。 #consadole
14:53 from Tween
いい攻めができている時間の間に得点したかった。前半の終わりごろから、間延びしてきた感じがある。後半もう一度気合を入れなおさないとやばそう。
15:24 from Tween
うーむ。近藤、調子悪いか。キリノが前に出るので、フォローに回っているのか。 #consadole
15:26 from Tween
宮澤はいい位置にいいるんだけど、ボールが回ってこないんだよ(笑 #consadole
15:29 from Tween
ついにシュート数で上回られた。 #consadole
15:34 from Tween
ボランチ下がりすぎくさい。これが間延びして見える理由か。 #consadole
15:55 from Tween
引き分けか。これでも点が取れないのはキツイな。 #consadole
16:03 from Tween
足元にしかパスが出せないことを改善しないと無理っぽいな。あと、縦パスを受けた選手や、ドリブルで仕掛けた選手の周りの動き。今のコンサはボールを持っていない選手の動きが悪すぎる。 #consadole
20:39 from Tween
政党交付金は、金くれなきゃ汚職するぞっていう脅迫なわけだな。(←まったく別件で主流な理論)
21:22 from Tween
それ、どこの三浦監督? RT @consadoleworld: 相手CKへの対策(特に高さ対策)として、身長180cm以上の選手を増やすことは十分に考えられますね。堀田選手も戦力になりそうですし。もっとも、セカンドボールへの対処に高さは関係ありませんが…。 #consadole
by kats_takami on Twitter

[コンサ] 2010 J2第11節 札幌-東京V

2010-05-05 21:51:02 | コンサ
2010 J2第11節:コンサドーレ札幌 0-0 東京ヴェルディ @スカパー


流れを変えるために、試合の最初から3-5-2で挑んだこの試合。相手は腐れ縁の東京ヴェルディ。付き合い長いよな、このチームも。いつも近い順位にいるイメージ。

ヴェルディが3-5-2の弱点と言われる両サイドを突いて来なかったこともあり、前半はコンサドーレがシュート数で圧倒する。しかし、決定機はヴェルディの方が多いと解説の平川さんに言われるのも納得。3バックの守備はマンツーマンなんだろうが、まったく人を捕まえられていないシーンが何度か。

一方の攻撃では、今年初めてキリノがそれなりに機能し始めた。ポスト役を近藤に任せ、自分は左サイドを中心に、DFラインの裏へ抜け出ようとする動きが見えるようになった。しかし、両サイドの岩沼、藤田がちょっと下がり気味。その分、宮澤がサイドに流れたりしていたのだが、なぜか攻撃に絡めず。この辺は、トリッキーな動きをすればするほどゲームから消えるということになっていたのかも。まずは、チームとしての決め事を徹底することからか。

定位置のポジションが低くても、スルーパスやオープンスペースへのボールで両サイドを使うこともできるはずなのだが、立ち止まって足元でボールを受けようとする癖がまったく抜けない。これは受け手の動きの問題でもあるし、もちろん、出し手の問題でもある。

とにかく、オフザボールでの動き出し。これが解決されないと、4-4-2だろうが、4-3-3だろうが、3-5-2だろうが、無理。キリノとか藤田とか、DFラインとスピードで勝負できる選手がいるんだから、早くて低い縦パスやアーリークロスをどんどんDFライン裏に蹴りこんでいく戦法でもいいくらいだと思う。

この、足元でボールを貰おうとする動きは、実は高校サッカーでも感じたことがある。雪国チームが室内で練習しすぎると、足元のテクニックはそこそこあるんだけど、フィールドを広く使うことが苦手になっちゃう場合があるんだよね。なんか、今のコンサドーレもそんな感じ。そのためのグアムキャンプとか、熊本キャンプだったんじゃないのかよと思うんだけど、結局、身体作り(と怪我人作り)で終わっちゃったのかな。

ところで、外とコンビニや飲食店の気温差に負けて風邪気味。試合終了後にはどっと熱が出た(笑)風邪薬飲んだけど、今も調子悪いので、書いてることは支離滅裂かも。


[映画] タイタンの戦い

2010-05-04 22:23:38 | 映画
タイタンの戦い - goo 映画


(C) 2010 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC AND LEGENDARY PICTURES


これも2Dで観た。しかし、『アリス・イン・ワンダーランド』よりも、こっちの方がよっぽど3Dで観たいと思った。

なんだよ、ペルセウス神話じゃないか、タイタン関係ねぇよ!
というのが最初の感想だが、そもそもこれは1981年の『タイタンの戦い』のリメイク。悪いのはすべてハリーハウゼン(笑)

怪獣映画としては、これはかなり凄い。スコーピオンのトゲトゲした感じ、メデューサのヌルヌルした感じ、クラーケンのゴツゴツした感じの再現性がすばらしい。

見る者をすべて石にするというメデューサの描写なんかどうするんだろうと思いきや、その時だけは目が光って画面が見えなくなるという演出。

物語の改変も、まぁまぁ許せるレベル。ただ、ペルセウスと3人の父親(ゼウス、王、猟師)の関係はもっと突っ込んでも良かったのに、すっかりアクションシーンに紛れてわからなくなっている。

しかし、どうしてリメイクの時にストーリーを変えてしまうんだろう。そっくりそのままリメイクでもかまわないのに。特に今回は、ゼウスとハデスの関係がまずい。まるでゼウスがヤハウェで、ゼウスがサタンのよう。3兄弟なのに、ポセイドンはどこ行った(笑)

本当にキリスト教徒というのは、他の文化や宗教を尊重しないやつらだよな。だから一神教の教徒は(以下、いつもの罵詈雑言なので削除)



「文字のないSF」、というか「SFは絵だねェ」について

2010-05-04 19:28:17 | SF
第5回日本SF評論賞・選考委員特別賞を受賞した『文字のないSF―イスフェークを探して』(高槻真樹)がSFマガジン6月号に掲載されている。野田昌宏の「SFってなァ、結局のところ絵だねェ」という名言を枕に、文字のない画像表現だけのSFが存在しうるのかという問いかけを投げてくる。

ここから先は、いつものように、自分語りの話であって恐縮なのだが、文字のないSFについてちょこっと書いてみる。

実は、高校時代に“文字のないSF”に出会ったことがある。美術の授業の一環で、美術館に行った時のことだ。それは地元出身の新進芸術家の作品を集めたローカルな展覧会で、作者の名前もタイトルも覚えていない。

禍々しく赤い色の空。
鉄錆色の波が打ち寄せる荒れた岸辺。
その上に、なぜか灰色の岩の列が浮かんでいる。

作者にとってはすさんだ心象風景を描いたつもりだったのだのかもしれない。しかし、その絵は自分にとっては、人類死滅後の遠い未来の地球を描いたものに見えた。そして、そこにいたる人類と地球の歴史に想いを馳せるように駆り立てるような絵に見えた。ウェルズが『タイムマシン』で描いた80億年後の地球にいたるまでの長い歴史が想起されるような、そんな絵だった。

話は変わるが、徳間書店のSF誌(あのSFアドベンチャーの後継で、現在はムック形式)『SF Japan』と月刊一般紙『問題小説』の連動企画で「イラスト先行企画」シリーズというのが続いている。これは先に挿絵となるイラストがあり、それに複数の作家が物語をつけるという形式の企画だ。困ったことに、これが面白くない。なぜならば、お題となるイラストが抽象的過ぎて、ちっともイメージを喚起しないからだ。そのおかげで、せっかく複数の作家が発想のオリジナリティを競うような企画でありながら、どんな小説が書かれても驚きがないし、テーマも不鮮明になっている。まさしく、あれは挿絵でしかなくて、“文字のないSF”作品とは言いがたい。

言葉による物語が映像的なイメージを積み重ねる。それが、何かの映像的表現がきっかけとなって別な物語を紡ぎ出す。それはSFには限らない。その表現を観る者の記憶や文化的背景に大きく依存しているはずだ。

たとえば、夜の丘にぽつんと立った一本の木を描いた映像を見たとき。
恋愛小説ファンはロマンチックな逢引の場所をイメージするかもしれない。
ホラー小説ファンは死体が埋められた場所をイメージするかもしれない。
SF小説ファンは遠くの惑星で一本だけ育った故郷の木をイメージするかもしれない。
しかし、画家は単純に裏山の木を写生しただけだったりするかもしれない。

結局のところ、SFのイメージは観るものの頭の中にこそあり、そのイメージをうまく引き出せたものが観る者にとって“文字のないSF”として認識されるのではないだろうか。

「SFってのは絵だねェ」という言葉の意味は、「SFは映像的なイメージを喚起させる」という意味だけでも、「映像表現こそがSFである」という意味だけでも無い。どちらの意味が正しいかという問いかけはナンセンスだ。

SF小説は、および、SF的言説(ノンフィクションや架空論説も含め)は映像的なイメージを喚起させる。そしてまた、そこで呼び起こされたイメージが、まったく別な映像表現を呼び出し、観る者からSF的な言説を引き出す。

このような言論的SF表現と映像的SF表現が、観る者の認識の中で共振装置として作動することこそが、「SFってのは絵だねェ」の意味なんじゃなかろうか、と思う。

いや、まさしくそれが、高槻氏の言う“我々読者に託された可能性”ということなんでしょうがね。


5月3日(月)のつぶやき

2010-05-04 00:16:48 | つぶやき
07:41 from Tween
立川うどラーメンも東村山黒焼きそばも知りませんわ。神田は遠くて、駅の外をうろついたことすらないよ。
11:28 from Keitai Web
奥多摩湖(小河内ダム)なう。自転車で110分。青梅駅近辺で山車に巻き込まれて20分ロストしたことを考えると、個人的にはかなり良いペース。
13:49 from Tween
帰り道に市街地に入ってから右眼球に何か(虫?)が直撃。5分間うずくまる。帰ってきて鏡を見たらどうにもなっていなかったが、まだ痛い。山の中よりも虫が多いぞ!
16:03 from Tween
あぁ、bk1のギフト券があってもあとで買う本リストが空の時に書評欄に載ってた本を買うことが多いです。読み終わって騙されたと思い、書評を読み直したら、全然褒めてなかったりとか。 と、プロにRTせず、こっそりつぶやく。
23:15 from Tween
本棚到着してるんだが、設置予定場所がまだ片付かない。設置場所はA案からC案まであるのだが、結局微妙に入らないことが判明したりで、C案に決定。問題は、そこに置いても倒れないのかということだが、本に埋もれて死ぬなら本望だ。
23:19 from Tween
この記事、いいなと思ったサービスに簡単にたどり着けないあたりがひどいと思う。クリックしていくとCNET内をグルグル回る。 QT @al_ta: すげー。こんなにあったとは・・・。【毎日jp】 無料の「読書管理サービス」8選 http://bit.ly/bhFGaa
by kats_takami on Twitter

桜には遅く、藤には早く

2010-05-03 17:37:37 | Weblog


行ってきました。奥多摩湖(小河内ダム)までサイクリング。登りで110分、降りは90分。

あんまりいい写真はないんで、こんなもので勘弁してください。桜はわずかに残っている程度で、藤棚はまだまだだったし。

サイクリング中に、きれいな景色とか、面白いものを見つけると、写真をとっておけば良かったなぁと思うんですが、走ってる最中にはそんな余裕はあんまりないんですよね。

最近だと twitter なんかもそうです。
「虫が口の中に入った。おぇー。なう。」
とか、自転車止めて打ち込む分けには行かないですしね。

ユビキタスでウェアラブルな環境で、目で見た景色を写真に残し、リアルにつぶやいた言葉をネットに投稿するなんて、すぐに来るような気がしてたんですが、ユビキタス社会は意外に遠そうです。


そして、今日、気が付いたこと。

自転車漕いでるときに口ずさむには、サッカーのチャント(応援歌)は結構合います。がんばれという気分になるし、リズムがだいたい早足で歩くぐらいのスピードなので、自転車にもぴったり。

特に、登り坂でペダルが重いときには上里のチャントで。
♪うーっ、えーっ、さっとーっ、おーっ! うーえーさとーおー! おーおーうえさーとかずぅー!
ゆっくりからだんだん速くなるあたりがぴったりです。

気持ちよく走ってるときは征也とか、大伍(現・新潟)とか。
祐介のは、さすがに合わなかったかなぁ。


[映画] アリス・イン・ワンダーランド

2010-05-03 17:19:20 | 映画
アリス・イン・ワンダーランド - goo 映画


(C) Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.


見たのは2D版なので「3Dで見なきゃだめだよ」という異論は認める。
しかし、そうであっても、見栄えだけの映画という評価は変わらない。
そりゃ、映画なんだから、見栄え(というか映像)がすばらしければいいのだろうが、世の中の映画がすべてそうならば、もう映画なんて見に行かない。

たぶん、この映画は少女の成長を描きたかったのだと思う。それがゆえに、主人公のアリスは10才の少女ではなく、19才の大人と少女の狭間の年齢になったのだろう。

結婚の申し出を断り、父親の後を継いで貿易の世界、現実の不思議の世界へ乗り出すというラストシーンも、それを裏付けている。

しかし、問題は不思議の国での出来事が、アリスをどのように成長させたのかがさっぱりわからないということだ。

アリスは小さい頃の冒険を忘れているために、自分が不思議の世界を救う英雄だとは信じられなかった。それでも、親しくなった帽子屋や三月兎のために、伝説の剣を取って戦おうとする。このあたりの理由がよくわからないんだよね。

アリスはなぜジャバ・ウォッキーを倒すことによって大人になることができたのか。それが納得できないというか、うまく描かれていない気がする。

たとえば、白の女王が実は保護者ぶってアリスを思いのままにしようとしていたとか、そういう設定がないとおかしいでしょ、やっぱり。あるいは、フリークスたち揃いの赤の女王の陣営こそがわがままな子供の象徴で、白の女王の陣営は社交辞令が飛び交う大人の世界だったりとか。

そういうことがないので、アリスというヒロインが不思議の国で大冒険するアクション映画にしか見えないわけですよ。それならば、アリスを19才に設定する必要はないし、これだけ映像がすばらしければ、ルイス・キャロルの原作そのままでも、まったく退屈しないはず。逆に、こんな勝手なストーリーを作ってしまうのは、ルイス・キャロルにも失礼だろう。

あ、もしかして、幼女を出すと、アグネスがうるさいから?(藁)

まぁ、ディスニー映画に何を期待してるんだよと、そういうことかもしれませんが。


5月2日(日)のつぶやき

2010-05-03 00:10:13 | つぶやき
07:31 from Tween
緊急事態! スカパーが映らない! 焦って配線点検したら、アンテナ抜けてた(汗
07:33 from Tween
おう、今日は無料開放デーか。神戸vs新潟見てる。
08:38 from Tween
大伍は無難なデキといったところか。オーバーラップは少なかった気がするけど、それはチーム戦術によるからなぁ。なんにしても、未来のミスターコンサドーレがJ1でフル出場するというのはいいことだ。
10:41 from Keitai Web
白丸ダムなう。自転車で小一時間。完全に緑の中。ウグイスっぽいのが鳴きの練習中(笑) TOKYOは田舎です。奥多摩湖まで行くと試合中継開始に間に合わなさそうなので、今日はここまで。
10:50 from Keitai Web
反対車線、渋滞の先頭が自転車(笑) もっとはじっこ走れよ、ロードの二人組。
12:03 from Tween
青梅駅近辺、大祭で出店いっぱいだったが、まだ焼いてない店ばかりでむなしく通過して帰ってきた。
13:18 from Tween
藤田と近藤、逆の方が良くないか? #consadile
13:21 from Tween
藤田は慣れないポジションで、自分がどこにいればいいのかわからない感じ。 #consadole
13:35 from Tween
下がりすぎていてオープンスペースのパスには追いつけない。かといって、中盤の守備にも参加できていない。>藤田 #consadole
13:38 from Tween
あぶねぇ。ひでぇ。一点ものだな、あれ。 とりあえず、シューと打て。 #consadole
13:45 from Tween
1topなら近藤の方がいい。ぜんぜん3topになってない。 #consadole
13:53 from Tween
3topがまったく機能していない。中盤の数が減っただけ。スカパーの最初に出た、上里左アウトサイドのフォーメーションの方が、なんぼかマシだったのでは? #consadole
13:58 from Tween
コンサの試合中にlovefighters。イライラするからフォローはずす(笑)
14:05 from Tween
藤田は右サイドを突破してクロスしかできないんだから、そのポジションが無い布陣では使う必要が無い。 キリノ左、藤田右、近藤中央にしろ。 #consadole
14:08 from Tween
もしかして、3バックになった? #consadole
14:16 from Tween
たかはら! #CONSADOLE
14:53 from Tween
うーむ。0-0かよ。 #consdole
15:04 from Tween
今日、褒められれるのは、たかはらと中山だけだな。あとは全員グランド10周。 #consadole
15:06 from Tween
次はホームだ。かならず勝て。いや勝ってください。お願いします。 #consadole
15:11 from Tween
今日、一番ダメだったのは藤田でもキリノでもなくて、変なフォーメーションを試した監督だな。選手の成長にもつながっていない。 #consadole
15:14 from Tween
この歌大好き。カラオケで時々歌うけど、誰もしらねぇ(笑 RT @k_nish555: 勝てなかったけど気分的にはコレ G-GRIP - Winners (Future GPX Cyber Formula Full Ending) http://bit.ly/bq8dCj
by kats_takami on Twitter