昨日の月曜日、アトリエで生徒さんたちが制作した粘土の作品を“野焼き”しました。 これは実は、昨年の11月に行う予定だったのですが、風邪が長引いて行けず、その後忙しくてなかなか・・・ついに昨日決行へとこぎつけました。
本日から、その状況を少しずつご紹介しようと思います。 今日は前日の日曜日に行った準備編です。
“野焼き”とは、文字どおり、野外で焼く“素焼きのやきもの”です。窯を使わずに焼くので、陶器のように高温には焼けません。 縄文時代の『土器』や『土偶』などを連想して頂けるとわかりやすいと思います。
野焼きにもいろいろあるのですが、今回私が選んだのは“一斗缶焼き”、縄文時代のように地面でそのまま焼くのではなく、一斗缶の中で焼成します。 若干でも温度を上げたかったのと持ち運びのコンパクトさから、今回この方法を採用しました。 まずはその缶作り。缶の裏面に火が通るようにガンガン穴を開けます。
次は上面、作品が入れられるように缶切りで開きます。
そして、その中にまず、木炭を敷き詰め、
その上に乾燥した作品を丁寧に並べて行きます。
そして隙間に木炭と、ダンボール(本当は木炭のみの方が望ましいと思いますが、今回ちょっと足らなかったため・・・)を詰め、さらに上に小さな作品を重ねて入れて行きます。
これでセットは完了。作品がたまっていたので、今回は2缶になってしまいました。 さて、上手く焼けますでしょうか。