アトリエのこども教室ではひな祭りに向けた課題が進行中、昨年は通常の『飾り雛』を制作したので、今年は『つるし雛』作りに挑戦です。 つるし雛はこの関東近辺では、伊豆の稲取のものが有名ですが、全国的に似たものがあるようで、一般的に女の子の無病息災、良縁などを願って室内に吊るして飾る細工もののようです。 実際にはその飾りの数や意味などには厳密なきまりがあるようですが、このアトリエではもう少し楽に構えて制作させていだだきました。
本日のアップはMAちゃんの作品の一部から、 まず“ひなまつり”に関係あるものを作ってみようということで、『菱餅』と『桃の花』を制作しました。 使った素材はスチレンボードや厚紙とフェルト布です。本当はちりめんなどを使い少し本格的に進みたかったのですが、前課題がずれ込んだこともあり、今回はシンプルに、でも、独創的な自分なりの飾り雛をつくろうと思っています。完成は如何に?
さて、今回作った『菱餅』、色、その順番は? ・・・作る前に雛飾りの人形を色々見ましたが、実は様々、色々なパターンが存在するようです。 一般的には、赤(ピンク)は桃の花を表し、緑は新芽、白は残雪を表します。そして、餅の下から、
緑-白-赤で…雪の下に新芽が芽吹き、桃の花が咲いている または、
白-緑-赤で、雪の中から、新芽が芽吹き、桃の花が咲いている。
の意味だそうです。 しかし、これも、地方によっては黄色が入って五色や七色になったり、また時代によっても異なるそうです。 菱餅ひとつをとっても様々な文化や歴史があるのですね。みなさんの家の菱餅はどんなでしょうか?