かっつん・あわー ~小さなアトリエにようこそ~

ヨコハマにある小さな絵画教室『あとりえカツヤマ』での生徒さんの作品や制作風景、自身の作品などを紹介しています。

椿のスケッチ

2009-01-14 22:34:48 | 作品
本日は作品づくりの取材で大船にある“フラワーセンター”という植物園に行くことができました。 今回のお目当ては
「ツバキ」。花の少ないこの季節に凛と咲く姿はとても魅力的で、以前からよくスケッチしています。・・・しかし全然、
制作まで結びつかないのは困りものですが・・・。
園内のツバキは全体的にはまだ咲きはじめといった印象でしたが、それでも何点がよいものがありました。ツバキにも
たくさんの種類がありますが、私は“わびすけ”と呼ばれる小型のものや、“絞り”“斑入り”といわれる花弁に赤と白の
入ったものが好きで、今回も『白露錦』という花をスケッチ。今日は時間があまり取れなかったので、もう何日かスケッチ
に通いたいところですが・・・。
“フラワーセンター”は私の自宅からも比較的近いので、よく活用させていただいてます。ただ、残念なのは、近年に
なって駐車場が時間制の有料になってしまったこと…(たしか以前は一日単位だったと思います)。動物園など他の
施設でもそうですが、これをやられると時間のかかるスケッチ人にはとってはとてもきついです。
「昔は長閑でよかった…」とおもわずこぼしてしまいます。
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牛の張り子完成!

2009-01-12 22:30:52 | アトリエ

アトリエこども教室、低学年の生徒さんの風船を使った張り子作品がほぼ完成しました。写真下、手前の大きな瞳の青い牛はHちゃんの作品、奥の丸い茶色い頭の牛がHくんの作品、ともに年少さんの作品です。組み立てこそバランスを取るのが難しいので、こちらでお手伝いしましたが、単調な風船への和紙貼り作業、難しい立体物への彩色、よく頑張りました。来週ニスを塗って乾燥したら“お持ち帰り”できますよ。

 

 

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水牛くん 登場!

2009-01-11 00:31:27 | アトリエ

張り子の牛の試作、ふたつ目は角のおおきな“水牛くん”です。 こちらの作品は原型を粘土ではなく、風船を膨らませたものを使ってみました。 彩色も前回は伝統的だったので、今回はすいぎゅうだから?・・・安易な水玉模様です!

作り方は、下の写真のように風船を膨らませた上から新聞紙と和紙をのりで貼り付け、乾燥させたのち風船を外し、足、角など、やはり新聞紙などで別に作ったおいたものを貼り付けて組み立て、彩色しました。形に粘土のようなリアルさや自由さはありませんが、丸々としたかわいい作品となります。首も今回は余裕をもって作ったので、エアコンの風でもユラユラ揺れてます。

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“描き初め”です。

2009-01-10 23:56:15 | アトリエ

本日(土曜日)は、アトリエのこども教室の今年最初の日です。昨年からの課題が途中の子もいましたが、順調に課題を終えたK君は

“書き初め”ならぬ“描き初め”に挑戦。今年の自分の目標のひとつを、色紙に墨と筆で描きました。墨の濃淡だけで絵を描くことは

とても難しく、何枚か練習していざ本番へ、でもちょっと硬くなったかな。一発勝負の厳しさです。

K君、がんばって野菜を食べてね!

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早春の箱根山

2009-01-07 10:50:13 | 作品
昨日、箱根に行ってきました。
このスケッチは芦ノ湖から対岸の外輪山の稜線を水彩色鉛筆で描いてみました。
しかし風景はどんどん移り変わって行くので普段風景画を描きなれていない私にはとても難しいです。この時も、山ははじめは
ほとんど霧の中でしたし、湖面も時間の経過とともにみるみる波がたちじめて、せいぜい30分程度でしたが、スケッチを終わる
頃には写りこみはほとんど見えなくなってしまいました。
風景が見せる一瞬のきらめきが描き出せたら素敵ですね。
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赤べこ 試作

2009-01-05 10:39:39 | アトリエ
アトリエのこども教室で作っている張り子“赤べこ”の試作が完成しました。
“赤べこ”は福島県会津地方に伝わる伝統工芸品、伝説によると、807年頃、会津柳津にある『圓蔵時』を建立の際に
どこからともなく赤い牛の群れが現れて工事を手伝った、とも、その工事が大変な難工事で多くの牛が倒れる中、最後
まで働き通したのが赤い牛だった。との説が伝えられ、以来、この牛が縁起物として飾られるようになったとありました。
さて、作品の方ですが、今回は試作とあってできるだけオリジナルに近い形を真似て制作させて頂きましたが、胴体の
割に頭がやや大きく、首の振りが弱くなってしまったのが残念。足、短けー。また彩色も、立体の面(写真以上に細かい
凹凸ができちゃってます)に色を塗るため、なかなか難しく、色も今回はアクリル絵の具を使っていますが、工芸品のような
色漆を使った重厚感は出せませんでした。
以上、とても本場の職人さんの作品のようには行きませんが、でも、作っていて楽しかったですよ。
生徒さんの作品が完成するのがとても楽しみです。
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風になれ!

2009-01-04 10:38:18 | その他
昨日は『箱根駅伝』の復路。応援に行って来ました。
『箱根駅伝』は関東以外の人にはなじみが無いかもしれませんが、こちらでは正月の風物詩としてすっかり定着しています。
この駅伝、関東近辺の大学生による大会で、昨年の結果によるシード校や厳しい予選を勝ち抜いた全20校(今年は記念大会
だったので23校でした)が東京の大手町から神奈川県の箱根までの往復を2日間かけて駅伝でつなぎ、競い合うというもの。 
毎年、様々なドラマが生まれて感動です。
(今年は何と言っても五区、箱根の山登りでの東洋大1年生の走りがすごかった…でも、私的にはその彼と競った早大4年生
 の意地の走りにも大きな拍手を送りたいです。)
私の住んでいるところが、この駅伝のルートである。国道1号線(東海道)沿いにあるので、毎年、ジャージにダウンジャケット
を羽織り、寝ぐせピンピンのまま、ちょろりと家を抜け出して応援してます。(あーテレビに映っちゃったらどうしよう)
しかし、選手の皆さん早いですよ。 あっという間に私の前を駆け抜けていかれます。
見ているだけでこちらにも元気が出てきます。

今年は体を動かそう! …と毎年、この一瞬だけ思います。
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謹賀新年・Ⅲ

2009-01-03 02:18:00 | アトリエ
いよいよ三箇日も最終日、早いですね。
本日の作品は、昨日に続いて生徒さんの年賀状から、中学生のEさんの版画作品です。
木版画でとくに多色摺りの場合は、版を色ごとに何枚も彫らなくてはならないので、なかなか大変な作業です。
この作品は3版摺り。(写真は試作のものなので、ちょっと色の重なりが判りにくいかもしれません)
アトリエでは、やわらかめのシナベニヤを版木として使っているのですが、それでも慣れない彫刻刀を使っての
細かい作業は女の子にとって難しいものです。よく頑張りました。

さてさて、お正月、食べては寝てばかりいる貴方、牛になっちゃいますよ。

ううっ!? つ、角が…!
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謹賀新年・Ⅱ

2009-01-02 09:08:11 | アトリエ
みなさん昨日の“初夢”いかがでしたか?
私のは…あれっ!? なんだっけ…。 ぐっすりと良く眠れたようで…。
みなさん知ってました?“初夢”とは元日の夜に見る夢の事、私、実は大晦日の夜かどうかはっきりしなくて、まあ、いい方を
“初夢”にしちゃえ! なんてB型らしい、いいかげんさ。
えっ、そんなの常識でしたか… 正月早々、恥ですなぁ…。
さて、作品の方は、昨日の私の年賀状に続いて、昨年の暮に生徒さんが制作した年賀状版画を公開させていただきます。
こちら、Gさんの大胆な 『Lady Ox』 はいかが?
限られた色彩の中で、明快な図とシャープな線が力強く、この方にかかれば、小さな悩み事など「ふふふんっ」とあしらわれて
しまいそうですね。夢に出てきたらクラクラです。
造形は不思議でベタベタとやたら時間をかけて描いた作品よりも、ポンっと単純明快にできた作品の方が時として心に響く
場合がありますね。
美術ってほんと、面白い。 いつも翻弄されちゃいますけど…。
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謹賀新年

2009-01-01 08:52:31 | 作品
本年もよろしくお願い申し上げます。
今年の私の年賀状は写真のようなものになりました。木版画によるものです。
例年は全面を画面として、絵をでっかく描くことが多いです。今年もはじめはそのつもりで制作、勢いのある勇ましい
牛を描くのつもりで試作まで行ったのですが、どうもイメージがつかめず、最終的にこちらの作品となりました。
『深々と降る雪の中で静かに春の訪れを待つ。 春はもうすぐ、そこまで…』 そんなイメージです。
やはり、この不況下の厳しい世界状勢や、制作のために調べた本にあった「バイソンはもはや野生のものはなく、
すべて国立公園という大きな牧場の中で人間の徹底した管理下の中で生活している…」というような内容の記事
を読んだからでしょうか。残された限られた自然や野生動物を見る時、今、『人』として何をすべきなのかが、問われ
ているような気がします。
時は静かに、しかし確実に過ぎて行きます。
本年がみなさまにとって掛け替えのない良い一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
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