展覧会のご紹介です。 昨日から横浜馬車道にある関内ホールで『よこはまの人魚姫 こども絵画コンクール作品展』が始まりました。 この作品展は、横浜開港150周年の記念バレエ公演「創作・横浜の人魚姫/オーロラ姫の結婚」に関連して開催された絵画コンクールで、横浜にやってくる人魚姫の姿を想像しながら自由に描くというもの、横浜市内を中心に小学6年生までの子供たち270名もの応募があり、その全作品が今、一堂に展示されています。 『あとりえカツヤマ』からも4名の生徒が参加しました。 会期が9月21日(月・祝)までと短いので、興味のある方はお早目に。
さて、『あとりえカツヤマ』のみんなはどこに貼ってあるのかな?
本日はとても悲しいお知らせをしなければなりません。 昨日(17日)の朝、小田原城址公園のアジア象『ウメ子』が逝ってしまいました。 推定62歳、人間で言えば100歳を超えているということですので、大往生ということでしょう。 ただ、夏にスケッチした時にはまだまだ元気でまだこれから先何年も大丈夫だろう・・・なんて勝手に思っていたのに・・・。
今、神奈川県展で展示されている作品が、彼女との思い出の作品となってしまいました。・・・現在アトリエには制作途中の作品もあり、またこれからの作品の構想もいくつかあります。 本人のいない今、私の画力ではどこまで描けるかわかりませんが、あと数点はウメ子を偲んで描いてみようかと思っています。
ウメ子よやすらかに。 合掌。
ここ横浜はもうすっかり秋、夜になると虫たちの声で庭が満ち溢れるようになりました。 さて、本日アップはそんな虫たちの絵、中学生のTくんが透明水彩と色鉛筆を使い描いてくれた作品です。 画中には“かぶとむし”や“せみ”などが見えますので、こちらは夏の森の印象ですが、本人の経験と図鑑写真を参考しながら丁寧に一匹一匹描きました。
話はちょっと変わりますが、今、漆原友紀の『蟲師』を読んでます。この作品は以前テレビアニメで放映されており、オダギリジョー主演で映画化もされました(映画は見てませんが・・・)。 物語は流浪の“蟲師”であるギンコが旅の中で出会う蟲と人々のかかわり、怪異を綴ったもので、派手さはありませんが、読後は民話や伝承を読んだ後のような不思議な感覚です。人と動植物との共生なども考えさせられます。 この蟲はいわゆる昆虫とはちょっと異なり、“生命の原生体”として描かれ、どちらかと言うと妖怪や精霊などに近いようなものですが、たまたまムシがつながったのでご紹介します。
アトリエこども教室での水彩画制作、“夏休みのできごとを描こう”で『海のエジプト展』を見に行ったことを描いてくれたのはH・Nくん。 会場でのおみやげ、ハピ神像のフィギアを見ながら、海底に眠る神像とダイバーの出会いのシーンを思い出しながら描いてくれました。 写真ではちょっとわかりにくいですが、透明水彩を薄く重ねて水中の微妙な変化を表現しています。ブルーが基調な画面の中、ダイバーのライトに浮かびあがる神像の黄色が印象的な一枚です。
描いてくれた『海のエジプト展』はエジプトの3つの古代都市、アレクサンドリア・ヘラクレイオン・カノープスの沖合にある海底遺跡から引き揚げられた貴重な文化遺産を紹介する展覧会。 5メートルものファラオ像やスフィンクス、女神などの彫刻群、コイン、アクセサリーから壺などの日用品にいたる490点もの作品が展示されているそうでかなり見ごたえがあるもののようです(すごく混んでいるの情報も)。 この展覧会は9月23日(水・祝日)まで あと残りわずか、横浜みなとみないのパシィコ横浜にて開催中。
昨日の空模様を取材していた時、突然、何やら空中を横切る黒い影が!?
おお、どうやらタイワンリスのようです。 恋人でしょうか2匹で仲良く電線の上を追いかけっこしていました。
このタイワンリスはもともと日本にはいない帰化動物、鎌倉近郊でよく見られるこのリスは以前『江ノ島植物園』で観光用に飼われていたものが、台風でゲージが壊れた際に脱出、橋を渡って住みついたと言われています。 ここ横浜市戸塚区は鎌倉市と隣接しており、きっとこのリスたちもその子孫なんでしょう。 異国でたくましく生き抜くその姿に感動を覚えると同時に“特定外来生物”として日本の生態系への悪影響や被害の話を聞くと、個体に悪意はないものの複雑な心境です。
秋の学校行事と言えばそう“学園祭や文化祭”、私の非常勤講師をしている高校でも文化祭の準備がすでに始まっております。 その美術に関する仕事としてはまずポスター作り、現在学校の廊下には生徒さんが夏休み中に描いてくれたポスターの原画作品が並び、全校生徒、教職員をあげての投票中、第一位に選ばれた作品が今年のポスターに決定します。 今回も中々の力作が展示されていますが、このブログでは勝手にアップできないので・・・こちらの作品をアップ!
この作品は今回生徒に交じってポスター制作に挑戦してくれたF氏の作品。生徒と一緒に投票会場に展示というわけにもいかないので、こちらで特別にご紹介しちゃいます。 F氏は学校では“公衆衛生”や“皮膚科学”などを専門に教える大先生。美術にもたいへん造詣が深く『鋳金でのアクセサリー作り』などにも参加してくれています。その先生が今回はポスターに! 絵具は実に何十年ぶり・・・とのことでしたが、なかなかどうしてしっかりと計算された構成と先生らしい凝った演出はお見事! おそらく今回の作品群の中で一番考え、苦労し、かつ楽しんで制作してくれたのではないでしょうか。 まだ提出さえもしていない生徒諸君! 先生の爪の垢を煎じて飲みたまえ!!