おはようございます。8月21日土曜日です。広島は曇り、午後からは雨が降ってくるような天気予報になっていますので、外回りの用事は午前中に終えるような計画を策定中。
知人が育てているトマトは、最近の長雨で、水分過多となり、実割れを生じたようです。今年の夏は、猛暑日が続いたと思ったら、今度は長雨となり、植物にとっては、過酷な夏となったようです。同じように、イチジクの実もこの影響を受けているようで、栽培している方の話では、今年の収穫は少し心配の種のようです。
さて、今週の言い訳です。昨日のNY市場での株価は、3市場ともに反発上昇しているようです。CMEN225も同様に反発傾向になって引けたようです。日経平均は27000円どころが底値付近になるのかもしれません。
ドル円は、欧州タイムからドル買戻しが始まり、NYタイムになってからも、その傾向は継続しますが、動きは少なく、低調だったようです。
今週は、NY市場でのSQがありましたから、先物主導で相場は動き、債券、株式ともに、持ち高調整が入り、少し大きめに動いたと思われます。しかし、まだ夏相場の最中で、100%年末へ向けたポジション取りという状況にはなっていないようです。
これらの調整の中には、8月6日に出た雇用統計結果を受けたものもあると思われ、最近の物価上昇傾向や雇用の改善状況を受け、債券の残存年数の短くなったものなどが調整の対象となったと思われます。
また、景気回復へ向けて、企業も必要資金を社債発行で調達するところも出て、この社債は高利回りですから、機関投資家はこれも買い求めるようになり、リスクヘッジとして、保有米国債を売っているという状況もあるようです。
これにオプション売買が絡んできますから、債券市場は今複雑な動きになっているのかもしれません。
米国債10年物の入札利回りは、今年4月に1.680%となった後、下げ続けいています。8月入札では、1.340%でした。こちらの動向も注目しています。いつ反発してくるか、、。
昨日は、米国で経済指標発表などのイベントはなく、材料の乏しい中での売買だったと思われ、出来高も少なく、狭い範囲での取引となっているようです。
これも、来週26日から28日の日程で始まるジャクソンホール会合待ちとなっていることもあると思われます。
そうなると短期の投機筋は、23日から25日までの3日間で、売買を仕掛けてくることも想定できます。
短期の投機筋は、買い方が様子見をしているときは、「安心」して、売り仕掛けを入れてきます。買い方が動いてこないことを見越しているためです。
一般大衆投資家が、ロングポジを保有したままになっている場合、このロングの投げを期待して、あるいは誘い出すために、一気に少し大きめに売り押し込んでくることもありますから、来週初めは要注意時期となってきます。
このような売り込みに対応する方法は、「ポジションを動かさないこと」になります。
ロングを投げ出さないこと、決済しないことに尽きます。ロングポジションに動きがなければ、ショートを打っても、その売買の成立はあり得ません。
自作自演で保有ロングポジを決済し、ショートを持つ投機筋です。この動きに乗らないようにします。一般大衆投資家がロングを投げないと、投機筋はそのロングを食うショートが打てませんので、相場は動きません。相場が動かないとなれば、投機筋は、思うような動きにならないので、ポジションドテンの動きをしてきます。ドル円でいえば、ドルの買い戻しを始めてきます。
相場は、結局は、長く保有しているポジションの方へ動いていくという代物です。
長期資金の取引を想定してください。
彼らは、「安い」と思われるところで買い仕込み(ロングポジ保有)、一旦保有した場合は、半年、あるいは年跨ぎで保有を継続します。
長期資金のポジションがこのように長く継続しますので、短期の投機筋は、長期資金のポジション動向には非常に敏感になっています。これに逆らうポジション取りは「命取りになる」となりますので、逆張りポジションは長くは保有できないことになります。ですから、彼らがショートを打つ場合は、一気に、短い時間で勝負を仕掛ける、という動きにつながってきます。
短期の投機筋は、長期資金の方向には逆らえず、その方向へのポジション取りを止むなく行ってくるという流れになってきます。
このようなことも、知っているのと知らないのとでは、相場対応が違ってきますので、成果にも差が出てくると思われます。
知っていても、できるかどうかが問題です。初心者は不安だらけで、損失が出てくるようになると、損はしたくないと思い、ストップをかけるべきかどうかと悩み、利益が出てくるようになると、利益確定をしないと利幅が少なくなってくるかもしれない、などと思い、「強欲と恐怖」の間で、右往左往するのが実態ではないでしょうか。
相場を理解してくると、恐怖や不安は少なくなり、利益もほどほどが良いなどと理解し、売買が気楽に行えるようになってきます。
「あかん」と思えば、ストップを行うことに躊躇はありません。「ストップロスは必要経費」というのが小生の考え方です。損失ではありません。
現在のドル円相場は、方向感をなくしてきているように考えています。
これは前述にように、ジャクソンホール会合でのパウエル議長の講演待ちになっているためと思われます。しかし、27日のパウエル講演では、従来の方針を踏襲し、目新しことは出てこないかもしれません。そうなると、9月3日に出てくる雇用統計待ちとなって、相場の動きも、軟調なものになる可能性はありそうです。
それまでに出てくる個別の雇用統計結果で良いものが続出してくると、このような結果を踏まえて、先食いしてくる可能性もあります。「噂で買って、事実で売る」という動きにつながる可能性もありそうです。
最近の物価動向や雇用状況を考えると、年末へ向けての経済情勢は現在よりも活況さを増してくると思われます。これに対するリスクは、全世界でのコロナの蔓延拡大ということになりそうです。感染力が強くなっているインド株やペルー株が収束してくるかどうか、継続チェックしていきます。アフガン情勢も見過ごせません。殺戮・混乱が始まるのか、平穏な日常が維持できるのか、、、。ここに付け入ろうとするのが中国。新疆ウイグル問題を抱えていますので、ここと国境を接するアフガンの政権には、ウイグル問題に介入するなと、くぎを刺したようです。
しかし、アフガンとウイグルはイスラム教では同じスンニ派のようです。どこかでつながってきそうな気もしますが、、、。長い目でのチェックが必要と思われます。
コロナ感染拡大で、工場の操業停止をした企業も出てきたようです。工場再開見通しがいつごろ出てくるか注目したいと思います。
雨の降らないうちに出かけたいと思います。コロナ感染拡大防止のために、外出を控えろと言われています。急ぎ重要なものだけの買い物に限定していこうと思います。
今週も訪問いただきありがとうございました。良い週末をお過ごしください。合掌