庭のモミジに来た野鳥。動きはゆっくりでしたが画像が鮮明ではありません、引き続き観察し鮮明な画像をお届けできればと思っています。ジョウビタキのようでもあり、四十雀の幼鳥か不明です。
ボランティアが遭遇する移送・送迎は、人生の縮図を垣間見る将に修羅場である。生まれながらにして障害を持つ者、交通事故による障害、難病、知的障害等様々な症状を具に見て、かかりつけの病院等へご自宅から送る。その後、診療や治療後に病院等からご自宅へ送る運転ボランティアを行っている。
利用者本人一人では乗車が無理な場合は、家族等が付き添い、介助することになるが、運転ボランティアには病状や、症状の把握は利用者として認定されている要支援度や要介護度ぐらいしか情報は得ることが出来ないない。これだけで移送中の病状の変化を見逃さずに対処することは殆ど無理であるといえる。幸いにして、今までに対処できずに救急車を呼ぶようなことは経験していないが、運転中は常に気が張りつめ、不安の中に置かれているため、無事に送り届けると疲れが一気に吹き出る。
この制度は、利用者を目的地に移送し、ご自宅へ送り届けるだけではない。目的地での利用者が受診等の活動中には待機が含まれている。病院などでは緊急の患者の対応等医師の都合や、利用者の病状悪化による長時間の診療によって、終わる時間が特定できない。付き添いがいる場合でも、目的地出発時間となっていても、院内では電話を禁止している場合もあり、連絡する手段が無いか限られている。
長時間に及ぶ場合には待つ身の辛さがもろに自分に降りかかる。予定時間前に診療が終わった時には、予定時間まで他の用事を行っている場合や、現場から離れているときなど直ぐに対応が取れない経験を持つ。どちらにしても頻繁に起こるわけではないが、予め利用者には診療が終わったら携帯電話に連絡をして貰うようにお願いしている。
厳密な意味での待機とは利用者にとってはどこそこの場所にいるとして、その場を離れることが出来ないわけで、常に電話の着信音を気にし続けることである。しかし、病院では診療時間が一定であるわけではないため、また病院の混雑の状況で、診療が終わっても、会計や、投薬に時間がかかることもあり、毎回同じとはいえない。予定時間の30分前後の余裕を持たなければならないのである。
この制度のリターンはタクシー運賃の約半額の利用料金が設定されている。待機料金の発生は3時間以上片道30Km設定がされていたため、両者が適応されるケースは殆ど区域内では発生しない。従って5時間を超す待機があったこともある。最近見直されているようであるが、利用者への気配りや待機中の対応については考慮されても良いように思う。何か妙案があればと思うところである。