カルガモの水浴びは水鳥だけあって、豪快です。
生活に必要な製品の寿命は物によって違いはあるが、大切に使っていたとしても、何れは寿命が来て、廃棄することになる。品質の保証期間は、長くて3年で、家電製品では1年という期間もある。使えそうな物や手放したくない物においても、骨董価値が出るまではなどと宣っても、ガラクタになってしまう。では廃品回収に出すことにすれば、法外な引取料を請求する悪徳業者もおり、捨てるタイミングを見つけるのは意外と難しい。
引き取り業者へ出す判断基準は、役所が定期的に回収して回る廃品回収は、大型ゴミとして大きさや材質によって引取料は異なるが、自転車なら500円、机やロッカーなら300円などとほぼ決まっているので、廃品業者の請求する値段とで比較が出来る。
今回郵便ポストに入っていた業者のチラシには、家電製品や、ブラウン管テレビなど一部の製品の引き取りは出来なかったが、多くの製品が無料とのことであった。我が家にも10数年前から処分するタイミングを逸したパソコンが3台あり、ディスプレーやコード類を含むと結構な量となる。
それに外付けのハードディスク、内蔵のハードディスクは10台もあった。パソコンからハードディスクを取り外し、基盤を取り去るか、取り去ることが出来なければ、物理的にドリルで数カ所穴を開け、再可動しないよう処理することが一番安全といえる。ハードディスクに書き込まれたデータには住所録や自作した文章が含まれているため、個人情報が流出するようなことになれば、廃棄料が無料だから等といっていられない。
廃棄する物を前もって準備していたため、引き取り日には総て持っていってくれた。リサイクルにまわり、修理して使うことが可能ならばその選択もあるが、データ類はそうもいかない。型落ちした製品や、ブランド品では、新品であってもブランド名を取り去った後、信頼できる廃棄業者が処分していると聞いたことがある。
もったいない話であるが、ブランド名を維持することや価格の維持など廃棄や焼却しなければならない理由があるのであろう。生鮮食料品においても、大量に作物が出来、卸売価格が安くなれば、生産価格に見合わなくなり、出荷を制限し、廃棄する。何か釈然としないが、ロスと見るのか、予め値段に含まれている範囲としているのか分からないが、廃品とは何であるのか、リサイクルを含め、物を大切にすることと、廃棄することとでは考える角度によって相当異なってくる。この問題も単純ではなさそうである。