鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

鍋の季節

2014年10月23日 00時00分01秒 | グルメ

 秋の声を聞くと、芋煮会を思い出す。東北地方は、各地で特徴のあるレシピがあるようだが、里芋の小芋と牛肉、牛蒡は欠かせない。大鍋で作るイベント化した芋煮は味噌仕立てにしても、醤油仕立てでもおいしい。こんにゃく、豆腐が入り、大根やネギ、にんじんも入っている。一種のゴッタ煮であるが、食材が出すうまみと、大勢で、屋外で食べる開放感もおいしさを高めているのかも知れない。

 東京でも各地の鍋料理が楽しめる。何といっても値段は張るが、ふぐ鍋、クエ鍋は絶品である。あんこう鍋、海鮮食材を使った寄せ鍋、キムチ鍋や餃子鍋も最近若い人には人気がある。古くから人気が高いのは湯豆腐である。シンプルで、さほど具材は入れない方が自分には好みである。ゆずのポン酢と分葱が合う。

 鍋は土鍋が保温の関係で多く使われている。体が温まり、自分が食べたい具を好きなだけ食べられるのがよい。熱源は、殆どの家庭では、カセットボンベを使う。取り扱いが簡単であるが、あくまでも簡易型なので、取り扱いを間違うと事故に繋がる。カセットコンロで炭火をおこす、火力を増すため、カセットコンロを連結して鉄板焼きに使うなど本来の使い方を厳守しないと爆発事故を起こすことがある。

 鍋料理の最後の締めは、残った出しが良く出た汁を使った雑炊であろう。残った具を取り除き、水で洗ったご飯を加えて一緒に炊き込む。加熱すればよいので沸騰すれば溶き卵を回し入れ。蓋をして暫く蒸す。出来上がり状態を確認し、茶碗によそう。トッピングに、刻みネギ、三つ葉、もみ海苔などを加えると一層おいしくなる。残りご飯の代わりにうどんを入れても良い。

 定番のしょつる鍋にはささがき牛蒡と「はたはた」が、きりたんぽ鍋には、比内鳥が用いられる。北海道では生鮭を使った石狩鍋、鱈の白子(タチ)を使った菊鍋、牡蠣の土手鍋、かにすき等何れも材料が手元にないと出来ないが、通販でもセットで売っている。一味違った地方の鍋を手軽に味わうことが出来るようになった。

湯豆腐ばかりを鍋と思っているご同輩、今年は全国行脚とまでは行かないが、鍋奉行になっては如何であろうか。