だいぶ水の量も減り、澄んできました。護岸にキセキレイが飛来してきたので、近寄って撮影開始です。途中何度がセグロセキレイに追われましたが戻ってきて餌を探していました。
柿が実のみのる時機が到来した。我が家に引っ越したときに植えた富有柿の老木がある。既に60年は過ぎている。元々、建物が建つ以前は梨や桃畑であった。この地区は古くから多摩川が氾濫するたびに水没していたようで、現在は治水事業によって川が氾濫することはないが多摩丘陵までは地下2Mも掘れば水がわき出し、砂を多く含む地盤である。
水はけがよいことで果樹栽培が古くから行われていたようである。近くには柿生(柿生)という地名があり、禅治丸という小降りの地元産甘柿があった。皮をむくと赤紫で、種が多かったように記憶している。最近ではあまり見かけなくなった。
柿の老木の根元は両手で抱える大きさに、高さは二階建ての屋根より高くなっている。今後のこともあり、丈を詰めようと思っていたところである。柿の収穫量は少なくなったが、葉が茂ると日陰を作り、四季それぞれの野鳥の止まり木にもなっていて、なかなか剪定作業に入れない。最近でもコンテナーに多い年で5~6箱は獲れる。
1年サイクルで多く獲れる年と少ない年が交互にあるようだ。殆どは知人等に送っているが、北国の方は自生している甘柿はないと聞いている。甘柿であっても、渋柿の渋を抜いた柿で、むしろ干し柿の方がなじみ深く、渋柿の熟した熟し柿を食しているようである。以前、地元の和菓子屋が来宅して、この富有柿を分けてくれといってきた。分けてあげたところ、代金はいくらかと聞く、商売をしているわけではないので断ったところ、しばらくして和菓子を持参されたことがあった。我が家の柿は甘いので和菓子に向くとのほめ言葉をいただいた。
柿の木は殆ど手間が掛からない。落葉木なので、冬を迎える前には落ち葉で庭中に散らばる。徒長枝や伸びすぎた幹を切るぐらいで、剪定も僅かである。夏期は前年伸びた枝に 実を付けるため、元気の良い枝は残す。結実しても木の方で判断し、勝手に余分な実を落とす。結実して半年間に半数以上の未成熟な柿が落ちる。結構大きくなってからも落とすので、駐車場の屋根に落ちるとすごい音がする。
一度、柿を収穫していたときに枝が折れ、高さ2Mぐらいから落下し、落ちる途中で、駐車場の屋根の縁に掴まったところ、反動で身体は前に振られ、止めてあった乗用車もフェンダーに足が当たり、クッションの役目を果たしてくれたので、直接落下したのではなかったため、骨折は免れた。今日まで教訓のため、車の修理はしていない。丈夫に見えた枝でも柿の木は折れやすいといわれていたとおりで、以後気を付けている。