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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

挨拶状

2015年04月11日 00時00分01秒 | 緑陰随想

 人事異動で付き物は挨拶状である。ビジネスライクで考えれば、人事異動の発表は組織全体に対して何らかの通知がされるが、大手や官公庁では新聞紙上にも公表されるため、個人が出す必要はさほど無いのであろう。親しく交際していた上司や同僚にも最近では出さない方も多くなってきている。強いて送るとすれば、パソコン等のメールで、登録した住所に一斉に送るぐらいであろうか。最近では個人情報の保護を強調する余り、その影響はないとはいえないが、世話になった前任地の方にはやはりお送りするのは望ましいと思う。

 

 転勤に伴う多忙な時期なので、直ぐにとはいわないまでも、出来るだけ早いに越したことはない。五月の連休を利用して書く方も多い。転勤が決まると郵便局にも異動先住所を知らせておけば、1年間は転送してくれる。翌年の年賀状も新住所へ届く。ありがたいサービスである。

 

 本来は、転勤前に前職場の関係者には出向いて異動の挨拶を行うのが正式である。それを省略しているのであれば、せめて転勤の挨拶状で代用しておいた方が礼を欠くことはないであろう。お餞別の習慣も亡くなりつつあるが、そのお礼や送別会を開いて頂いた方々へのお礼も挨拶状に書く。業務上のことでは、後任者の引き継ぎ事項で洩れた事柄や、異動を知らない来訪者など接触が継続する場合もあるため、業務に支障が生じないように配慮しておきたい。

 

 パソコンを利用して文章を自作し、印刷して発送する場合もあるが、宛先や宛名まで印刷するのは如何と思うこともあるが、発送枚数が増えると仕方ないのかと思う。年賀状と同じで、自筆で書かれた一行は受け取った側にとって嬉しいものである。早速、住所録に新住所や職場を打ち込み、データを変更する。住所録には日付まで記入しないため、前任地も度重なると判らなくなってしまうが、年賀状が多く戻ってしまうことを考えれば、日付をメモ書きでも印しておこうと思っている。

 

 挨拶状は人と人とを繋ぐツールでもあり、サラリーマンの行っておかなければならない礼儀と考えれば、多忙な時期においても時間を取って優先的に行っておきたい。