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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

納戸の空調

2015年04月29日 00時00分01秒 | 紹介

 最近の住宅では敷地面積が狭いと居住空間を広めに取るため、収納面積が狭くなり、比較的小さな家具類等はロフト部分や、天井裏を使った納戸への収納となる。自宅にも施工業者の提案で収納庫を二階天井裏に作ってくれた。折りたたみの階段を取り付けてあり、二階廊下から上り下りが出来るが、3畳ほどの広さはあるが高さは1メートル強であり、立って作業をするわけにはいかない。

 

 今の時期になると換気が悪いせいで、屋根からの熱をそのまま受けるため、室内は高温となり、50℃を超えることもあった。熱によって変形する物や、家電製品は収納できないでいたが、不便でもあったため、施工業者に相談したところ、外壁をくりぬいて直径10センチメートルの換気口を開けてもらった。しかし、数年様子を見たが、換気性能が悪く、以前と変わらなかったため、今般、温度センサー2機を付け、吸気ダクトから外気を入れるファンを付け、排気専用のダクト2つを追加して自動で空調出来るように変えた。

 

 ファンが自動で稼働している間は若干音がするが、さほど気にならなくなった。現在では、温度センサーの一つを35℃に設定し、他のセンサーは45℃にセットしている。夏場は高温になり易いため、2つのセンサーを組み合わせて利用しているが、これも経験で、吸気の外気温度に依存している。

 

 これで、漸く高温の天井裏納戸が使えるようになり、夏場は暖房器具を収納し、冬場は扇風機などその時期には使わない家電製品を収納している。書籍や、登山用の道具、滅多に行わないが、テニスのラケットや、父母から引き継いだ、宝物?等日常使用しない物を収納している。定期的にチェックをしない奥に仕舞った物は余程のことがない限りそのままの状態が長年続くことになる。だんだん空間が乏しくなり、仕方なく片付けることになる。

 

 今回取り上げたことは、住居を新築する場合には、生活してみないと気が付かないことの一つである。新築後に外壁に穴を開けるのは、気が引けるが、天井裏が如何に高温になる場所かよく分かった。施工後に外壁に穴を開けるとコウモリ、野鳥や害虫が住処となることがあり、また雨仕舞が悪くなる。新築を計画し、又は天井裏の納戸を作る場合、温度センサーを利用した施行計画を立てておくことをお進めしたい。