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近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

市民アカデミー15前期第1回目

2015年04月12日 00時00分01秒 | 日記

平成27年4月9日

 2015年川崎市民アカデミー前期が開講した。企業連携の10回目となり、7月の2日までの間で10回の講座が予定されていて、座学が7回、現地での工場見学等が3回計画されている。人気があるコースで、募集期間中に定員を満たし、追加募集はなかった。70名強の受講者がいて、高齢者も多い。女性も10名ぐらいおられた。パンフレットの概要を引用すると、「川崎は京浜工業地帯の中核都市として、日本経済を牽引してきました。また、モノづくり企業、先端技術の開発・研究機関を抱える元気な都市です。川崎の企業や人々から学び、明るい未来を展望します。」である。

 

 4月9日は、座学で、講座開始日でもあったため、通常より10分早く13時20分から始まった。終了したのは15時であった。事務局から資料を渡され、出席のチェックを行った。講座認定されているコースもあり、受講者には単位が与えられるが、当該コースは単位が与えられていない。資料代は別途徴収される。今回は受講のしおりとコース日程を配布された。コースの初日の内容は2月の段階で決まっていたが、全コースの日程は今回まで決まっていなかった。相手の都合等が確定できなければ、発表できない。コース内容の日程調整に困難されたことは容易に想像される。

 

 今回の講義テーマは「なぜ川崎モデルは成功したのか?」サブテーマ「中小企業支援にイノベーションを起こした川崎市役所」で、経済労働局長、伊藤和良氏及び経済労働局企画課木村氏からの講義であった。配付された資料は多く、早口での説明がなされたが、川崎の状況が良く理解できた内容であった。ポイントは、川崎市が川崎モデルと称される事業を手がけることによって、地勢を活かし、最大限機能が発揮されるように役所が関与することによって、目的を持って未来への可能性を事業として取り組んでいることであった。

 

 川崎市が公害の街として悪名を轟かせた時期があり、市が公害対策に力点を置いて取り組んだことが成功話として語られた。そのことは、海外への企業移転による空洞化と、空き地利用という発展の礎(いしずえ)を作ることに繋がり、局長の言葉をお示しすると、光と影という言い方をされていた。現在では各地にサイエンスパーク等の研究拠点に成長し、将来に向けての活動が本格的に稼働している。

 

 もう一つの特徴として、大企業が持つ様々な知財を中小企業へ橋渡しをする事業である。簡単にいうと中小企業の支援事業であるが、キャラバン隊と称していたが、コーディネーター、資金団体、大企業、中小企業、役所とがそれぞれのメリットを生かし、産業へと繋げている。木村氏も川崎市側をお節介といっていたが、情報の共有化の大切さを具現化している活動の紹介があった。