昨日に引き続きモズです。
職場によって、採用条件によって、働く代償として受け取る報酬は、異なっているが、一般的なサラリーマンが受け取る給与は月給制が殆どである。最近は年俸制の所もある。始めて受け取る給与は、嬉しいもので、実家の母親にプレゼントを贈ったことを思い出す。就職戦線を見事通過して、社会人となった新入社員も多くいると思う。始めて貰った給与は29800円であった。
意外と給与や賞与のことについてはよく分からないことが多い。サラリーマンは基本給といわれている金額によって、様々な手当の額が異なってくる。月給制であってもボーナスが多いところで3回支給される。ボーナスを含めて年収となる。ボーナスは夏期手当、期末手当、年度末手当である。月給の3~5ヶ月分が支給される。ある職員が、奥様と半分づつに分けると約束し、夏期手当と年度末手当は奥様へ、期末手当は自分にと分けたが、数年経ち奥方から期末手当が多いのではないかと疑問が投げかけられた。即座にご主人は交換するかと答えたら、奥方は今のままでよいといったそうである。当然12月の期末手当が多かったのであるが。
基本給とは職務手当、住宅手当、家族(扶養)手当、通勤手当、残業手当、都市手当等が含まれる。源泉から引かれているのは所得税、雇用保険料、健康保険料、であるが、場合によっては、財形貯蓄、生命保険、組合費、親睦会費などが源泉徴収される。出張に係わる旅費については、案件が生じた段階で、概算払いが行われ、出張後に精算されるのが普通である。
寒い地域には寒冷地手当が支給される。家族を寒冷地に残して、寒冷地手当が対象とならない地域の職場では寒冷地手当が出ないのが一般的である。自宅との距離数にもよるが、単身手当ては支給される。ちょっと不合理に思えるが、8月頃に支給されたため、冬の燃料費には間に合わずに、自分の燃料費になってしまうことが多い。
財布を誰が持つかは国によって違うのであるが、多くは奥様が家計をコントロールされる世帯が多い。アメリカでは殆どの世帯では亭主が持っているため、今でもウーマンリブの動きが止まらないそうである。我が国では財布を奥方が持っているため、一時あったウーマンリブの動きは治まったかに見える。女性の社会進出で、もはや夫婦別々の財布といった家庭が多くなりつつある。