平成27年9月12日
長く続いた悪天候から昨日、今日と、晴天に恵まれ、久しぶりに多摩川へ野鳥の撮影に行って来ました。日中は30度近い気温で、湿度もあり、快適ではありませんでした。水の流れは水量が多く、濁った水です。大分中洲の様子が変わり、護岸から更に遠くなったようです。雑草は見事に流され、縮小した中洲には、コサギ、カワウ、アオサギが群れていて、羽を休めていました。イソシギを見かけ、トンビが上空を舞っていましたが、チドリやセキレイは見かけないままでした。
釣り客も数人が長い竿をさばいていて、水流が早いため、苦労していました。早朝にマグニチュード5ぐらいの地震が東京湾であり、結構身体に感じた揺れでしたが、直ぐに治まり、棚から落ちた物もなく、被害がなかったことで一安心です。地震被害の調査でしょうか、2~3機のヘリコプターが飛来していて、中洲頭上に来ると一斉に群れた野鳥が飛び立ちます。
その様子をカメラに収めました。何れ、ブログでご紹介します。野鳥も豪雨が続き水かさが増えた多摩川では餌も取れずにいたのでしょう、盛んに餌取りを行っていました。カワウは集団で魚を追いつめる動きをし、水中に潜れないコサギは、浅瀬で、カワウの側に集まり、浅瀬に来た魚をついばんでいました。
護岸には、流木やプラスチックゴミが流れ図に残っていて、その部分まで水かさがあったようで、二段になった部分が堤防のため、そこまでは5~6メートルはあるので、水が堤防を越えることはありませんが、対岸では20年前ぐらい前に家屋が流された事もあって、当時のことを思い出しました。現在では宿河原堰は総て可動式となり、護岸工事も時期々に行っているため、堤防も安全のようです。
河川敷の整備も行われていますが、下流ではゴルフ場、野球場、運動場等が整備され、川崎市側よりは東京都側の方が、整備が進んでいます。今回の洪水でどれ位被害があったのかは不明ですが、繰り返される河川敷整備は時として無駄にも思えますが、近隣住民の憩いの場としても必要なのでしょう。下流域にはホームレス小屋も多くあり、また不法係留のボートも多く、報道がないところを見ると、うまく対応が出来たのでしょう。 洪水は、流域のゴミ掃除にもなりますが、下流での掃除のことを考えると、洪水の後始末にも人手は必要です。