神代植物園浄水場の池にいたカイツブリです。
文化の日である、晴天の特異日であるとおり、今年も晴天に恵まれた。昨日までの冬模様は一気に秋晴れが変容してくれた。文化の日とは現行憲法の発布が昭和21年に行われたとのことである。自分の生誕年と同じであり、69年前ということになる。戦後生まれであることは変わりはないが、憲法が持つ意味は、非常に大切であったと思われる。戦後平和国家であり続けられた根源とでもいえよう。戦争を知らない世代は戦争体験がないため、戦争のもたらした悪弊の数々を身をもって、比較することが出来ない。戦争が悲劇であったということは、貴重な人命の多くを失い、焦土と化した我が国の美しい景観までも一変させた。
今日でも文化勲章が継続していて、国より一部の方へ授けられる。受けられた方はそれでよろしいのであるが、受けられなかった多くの方も、その思いが現在の平和な日本を作ってきたことを考えれば、むしろ勲章はもらわなかった方にこそ優先的に授けるのがふさわしいのではないか等と思いながら今日を過ごした。午前中は、神代植物園へ、定期的な見回りへ行った。旗日だけあって、多くの来園者で混雑していた。菊花展も行われていて、丹誠込めて育てた菊の大輪は青空に映え、大変すがすがしい気にさせてくれた。福助、懸崖、管物、厚物、一文字仕立てと色といい、形といい、十分に楽しませてくれた。
いつものそば屋で深大寺そばを食した後、自宅に戻り、柿の実の収穫を行った。時間にして1時間ぐらいであったが、今年の実りは上々で、コンテナーケースに2箱弱を取った。重さにして20kg位はあると思われる。粒も大きく、色づきも良いが、まだ熟していない実もあり、今日はこれで終わりにした。収穫してもほとんどはご近所や知り合いへ送付する。その仕事も数日かかるため、これから気長に続けることにしている。
甘柿の種類で、富有柿である。樹齢は70年を超えている。幹の周りは抱えるほどあり、老木であるが、毎年実をならせる。この地区では一番大きい柿の木であろう。何を肥料にしているのか分からないが、夏は日陰となり、秋は収穫をもたらし、手入れはほとんどしていないが、恵みに感謝している。我が家の柿を待ち望んでいる方も多く、これから荷造り、全国へ発送の日が続く。