岩でしたが、始終浮かび、潜りを繰り返していました。
平成27年11月4日
奥歯が歯槽膿漏で先週抜歯した。上あごはここも以前抜歯し、入れ歯を入れている。食事の時だけに使っていたが、忘れることも多くなり、しばらくは入れ歯を使用しない期間が長かった。そのせいもあって、下あごの奥歯が伸びすぎ、かみ合わせが悪くなった。歯の欠損が始まると次から次へと抜歯した両隣の歯が悪くなる。抜歯した部分はへこんでいるが、いずれは肉が盛り上がる。歯科医は入れ歯をしていないことをレントゲンも撮らずに見抜いていた。さすが歯科医と感心したが、次々と抜かざるを得ない歯があることは、歯磨きの励行だけでは完治しない。
親からもらった歯を大切に使いたい気持ちはあるが、次回は下あご部分の入れ歯の型取りである。今でも上あごの入れ歯を入れると、舌がもつれ、うまく発音できないこともあるため、上下入れ歯になればさぞかし不自由になると思っている。今日は残っている歯の歯石を取ってもらった。しばらく取っていなかったため、歯科技工士は苦労していた。
塗装では鉄部のさびをスケールといい、さび落とし用の工具に、スケロという物を使う。塗装では素地調整が大切で、鉄は酸化皮膜を持っていて、参加した鉄さびを落とすのは力作業である。さびが浸透している場合には、サンダーがけを行い金属の光沢面を出す。このまま放置するとすぐにさびが発生するため、脱脂後リン酸塩溶液を塗布して、リン酸鉄の薄い皮膜を作る。化成皮膜処理と呼んでいる。
歯石の除去も似たような物である。歯石の成分はよく分からないが、唾液の中に含まれている物質か、歯垢がたまって石のように固着しているのか不明であるが、これを完全に取り除くのは結構大変である。ルーターのような器具を使うが、まずは歯についたぬめりの除去であった。これは特殊な歯磨きであり、歯ブラシをかける。次に鈎状の工具で人力で歯垢を取り除き、次にルーターで歯石を取り除いた。研磨剤を付けて平らにして磨きを行う。以上がステップである。この間何度か口を濯ぐようにいわれた。ルーターを使うときは研削を行うときに熱を発生するため、冷やすのと、水洗を兼ねている。口の奥に排水がたまるので、吸引してくれるが、鼻からの呼吸では苦しくなる。
ルーターは歯に穴をあけるのではないため、痛みはないが、歯石を取り除くと過敏になるのか水がしみる。歯が着物を脱いだような状態になるからかもしれない。歯の裏に当たる舌の感覚も良くなり、本日の診療を終えた。