鳥!連続写真!掲載中!

近くの多摩川に飛来する野鳥の連続写真を中心に、日頃感じた出来事を気ままな随想でご紹介し、読者双方との情報を共有したい。

最近の多摩川事情

2015年11月10日 00時00分01秒 | 提言

  数週間前から河川敷の測量が始まっている。水面に直角に地勢を見ると護岸は通常護岸に配置されているテトラポッドが水面から1m位の高さにあり、そこから5m位は斜めの擁壁となっていて、古くは砂篭であったが現在はコンクリート製となっている。擁壁の上面は広いところで10mの河川敷があり、遊歩道が2m幅で併行ている。さらに擁壁がある。これは2mくらいの高さがあり、コンクリート製である。上面は2段目の河川敷で、現在NECへ貸し出されていて、テニスコートやグラウンドとなっている。そこから4m位の土塁があり、上面は簡易舗装がされていて、マラソンやサイクリングに使われている。水面からここまでの高さは、10~11mである。

 

 測量は第1段目の河川敷で行われている。水量が多くなると多いときでここまでが水没するが、それ以上になることはない。上流には宿河原堰があり、水量を調節している。水量が増えると二ヶ領用水へダムを開けて流している。そこが決壊しない限り、住宅街へ流れ出すことはない。

 

 そもそも河川敷は国土交通省の管理下にあり、対岸は東京都で、川崎市側に比べ整備が進んでいる。一段目の河川敷が手つかずの状態であり、何らかの整備計画が進んでいるのであろう。さすがここにはホームレスの建物はないが、2段目の河川敷にはいくつかの建物が散見される。本来ならば、特定の企業等への貸し出しは問題であろう。さらに、所有者がはっきりしないためか、近隣の住民の一部が家庭菜園を行っていて、これも不法に占拠していると思われる。下流側では杭が立てられ、撤去の告示がなされたことはあるが、工事も進まないためにまた一部住民が家庭菜園を作っている。

 

 特定企業への貸し出しについても従業員のスポーツ施設都の目的使用は、許容できる範囲としよう、しかし、独占はあり得ないであろう。期間を決めての貸与が望ましいし、多くの企業や市民グループへの貸し出しへの公平性を図るべきであろう。不特定者の無断使用である家庭菜園も早期の解決を図るべきで、いつまでも行政側が放置すれば、使用希望者等の住民感情を悪化される原因になる。

 

 トイレの整備や、キャンプ場などの利用希望を住民に問う必要はありそうで、いつまでも古い時代の悪癖をそのままに放置すべきでないことは、賢明な為政者なら分かりそうであるが、省庁間の縄張りなのか、時代遅れの管理ではもはや持たない世界と考えるべきであろう。