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フットボールの衝撃

2018-05-24 11:59:46 | 文化


>米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は22日、悪質タックル問題を詳細に報じた。>日大選手が謝罪会見を行った様子や談話も盛り込んだ。>「日本中に広がるフットボールの衝撃」と見出しをつけた。>野球、サッカー、相撲が人気の日本でアメリカンフットボールが注目されることはほぼないと紹介。

そうですね。アメリカンフットボールがわが国で注目されることは、ほとんどありませんね。それが、どうして今回浮かび上がったのか。奥深いものがありますね。

>ただ、この問題はパワハラや、権力者への従順とチームへの忠誠が高く評価される日本の特殊性が浮かび上がったことで関心を集めたとした。

アメリカンフットボールは、日本の特殊性により、今回浮かび上がったのですね。その特殊性は、どこから来るのか。
‘パワハラ’ は、上位の者のいじめですね。出る釘は打たれるということでしょう。序列社会において、上位の者が生殺与奪の権を握るということでしょう。上位の者に睨まれたら序列社会においては望みなしですね。
‘権力者への従順’ は、上意下達ですね。上意は、上位の者の意思ではなくて、上位の者の恣意 (私意・我儘・身勝手) ですね。ばらばら単語 (片言・小言・独り言) で文章にならないから、意味をなさない。矛盾も指摘できない。したがって、議論にもならない。この国がひっくり返った時にも、責任者は出なかった。とかく、この世は無責任。日本人の使う ‘理解’ は、英米の理解 (understanding) ではなくて、忖度 (推察) の要請ですね。だから、国際的な相互理解にはなりません。
‘チームへの忠誠’ は、自己の序列に対する滅私奉公ですね。滅私奉公ができなければ、非国民・外人と名指しされます。戦時中の尽忠報国 (国恩に報いるために働くこと) のようなものか。日本語を話し敬語を使えば、序列観念は脅迫観念のようなものになりますね。相手を見損なってはいけないからです。相手を呼び捨てにするような社会でないと、人間平等の感覚は生まれてこないでしょう。
‘日本の特殊性’ は、日本語により生み出されていますね。この道は、いつか来た道ですね。ああ、そうだよ、平和の中の軍国調。歴史は繰り返すか。過ちは繰り返しませぬか。



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