>286303 行き詰まる大学のグローバル人材教育①~グローバル人材とは何か? >橋口健一 HP ( 50 大阪 技術者 ) 14/01/17 PM08 【印刷用へ】
>秋の行政レビューを所管している内閣官房・行政改革事務局からの依頼で、「大学の教育研究の質の向上に関する事業(グローバル人材育成及び大学改革)」に有識者(参考人)として出席した、原田武夫氏の報告より引用。 >リンク
>(前略)
>ここ数年、急激な円高が進行する中、我が国においては産業人財としての「グローバル人財」が求められるようになった。
産業人材という特化した人材の育成が必要なのですかね。
>無論、国としてもこれを議論し、関係省庁による取組を進めている。 >しかし率直にいえば「グローバル人財とは一体何なのか」について、国としての名目なスタンスが決まっているとはおよそ言い難い状況にあるのだ。
グローバル人材とは、さしずめ教養人の事でしょうね。
> 例えば今回の「秋の行政レビュー」にあたって文部科学省が作成・提示した資料(「グローバル関連事業の戦略的取組」)には「グローバル人材の要素とは」として、「グローバルな時代を生き抜く力」とだけ書いてあり、次の5つが列挙してある。 > 「日本人としてのアイデンティティ」 > 「教養と専門性」 > 「語学力を含むコミュニケーション能力と協調性」 > 「新たな価値を想像する能力」 > 「社会貢献の意識」
日本人としてのアイデンティティとは、歌詠みである事かな。教養と専門性は、哲学的な人間のことですね。社会貢献の意識は、世界観を持つ人間のことですね。
>そしてこれをベースにしながら、「スーパーグローバル大学事業」や「グローバル人材育成推進事業」などを新規・継続で展開していくのだという。
> 文部科学省側からはこれらについて「学生たちをグローバル人財とするために、まずは教育を行う大学をグローバル化する必要がある」「語学偏重ではいけないが、英語能力がまずは重要」「留学生を積極的に招き、かつ我が国の学生たちも積極的に外に送り出す」といった説明が繰り返しなされた。
わが国は序列社会 (上下社会・縦社会) で成り立つ国ですから、縦社会の外に序列人間を送り出すことは難しいですね。海外に出た者は心身ともに疲れ果てて挫折することが多い。
>だが、これを聞いて有識者(参考人)として参加した私は大いなる違和感を覚えた。
それは、どうしてでしょうか。
>なぜなら私たちが支払う貴重な税金を大量に(平成26年度 分の概算要求額で約229億円)用いてこれらの事業を行う以上、そこで成果物として出て来るはずの若きグローバル人財たちは、「海の向こう側から富を我が 国に取って来る」という役割を果たすという意味での産業人財であるべきだからだ。
個人の教養は金では測れませんね。労働力なら金で表すことができますが。学生は知恵を運び、出稼ぎは金を運びます。
>ところが文部科学省側、さらに言えばその背後にいる大学法人の側において そうした発想は微塵も感じられなのである。
そうでしょうね。教養のない人間は、グローバルに通用することはないですね。
> 発言を求められ、私からは全国津々浦々の民間企業に対して「グローバル人財研修」を行ってきた経験を踏まえ、次のように説明した。
> 「グローバル人財にとって第一に必要なのは言語ではない。メラビアンの法則という確立された原則によれば、言語が対人コミュニケーションで果たす役割は7パーセントに過ぎない」
> 「むしろグローバル人財、特に我が国のそれに必要なのはリーダーシップとコンセプチュアル・スキルだ。
>前者は目標設定、競合戦略の策定、実行力、人を巻き込む力、そして事後的に評価できる力を指す。
そうですね。意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there’s a will, there’s a way. ところが、日本人には意思がない。仕方がないから日本人は無為無策でいる。
‘やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)
日本人には意思がない。意思は未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人は意思の内容を言い表す方法がない。
>後者は論理的思考力、システム的思考、これらの時間・空間への拡張、さらには感性によるイノヴェーションを内容としている」
全ての考えは文章になる。文章にならないものは考えではない。
言語 (非現実) の内容を現実の世界で実現すれば、それは創造である。
非言語 (非現実) の内容を現実に示しても、それは創造になる。
いずれにしても創造力が高い評価を受けることになります。
> 「またそもそもグローバル人財には、国境を超えるビジネス・モデルを創るグローバル・リーダー、海外拠点で現地採用職員を使いこなす現地マネジャー、そして両者のつなぎ役をつとめる伝道師の3つのカテゴリーがある。
>こうした現実論を意識しながら教育しないと適切な形でグローバル人財は育たない」
国際的な対人関係が大切ですね。
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