♪ あららが鳥か こららが鳥か ♪ ジロドンが鳥か タロドンが鳥か
♪ しり切って かしら切って ♪ さどがしまへ ♪ ほわーい! ほわい!
♪ さどがしまへせきゃ、なっきゃ のとがしまへ ♪ ほわーい! ほわい!
♪ あわ鳥 こめ鳥 さっさとたちゃがれ ♪ ほわーい! ほわい!
ふるさと小正月行事 「鳥追い」 の 「鳥追い歌」 です。
「鳥追い」とは、農作物を食い荒らす害鳥を追い払い、神様に豊作を祈る小正月行事です。
害鳥たちが目を覚ます前の薄暗いうちに、ワラを燃やした火を囲み、
拍子木を打ち鳴らしながら大きな声ではやし立て、害鳥を追い払うのです。
ワラの残り火で、モチやスルメを焼いて食べると病気にならない言われています。
子供の頃は、各家庭で行われていました。
隣の家の声が大きいと、こちらに害鳥が逃げてくるという事で、負けずと大声を出した記憶があります (笑)
いつの頃からか共同で行われるようになりましたね。 今は、かやぶき宿の 「おやけ」 前で行われています。
「おやけ」 とは、 「本家」 の事です
(2022.1.10 柏崎市高柳町・門出(かどいで))
朝6時からという事で皆さん集まってまいりました。
共同で始めた頃は、5時からだったように記憶しています 5時に起きるのは大変ですからね (笑)
今年の年男、年女により、稲わらでできたやぐらに点火されます おじしゃんも年男なので手を挙げましたが無視されました (笑)
火が高く登りました さあ、鳥追いの始まりです 陽を囲み、輪になって拍子木を打ちながら「鳥追い歌」を歌います
この稲わらでできた 「被り物」 皆さんおわかりでしょうか?
「わらぼし」 と呼んでいます 子供の頃は被っていましたね (笑) よく残しておいたものです
「わらぼし」を被った3人さん、左は町会議員さん 真ん中の方は、おじしゃんの一級下の方で 「鳥追い歌」 の 「音頭取り」 の方です
焼いたスルメを食べると病気にならないと言われていますので、沢山頂きました 病気、どこかへ飛んでいきます (笑)
スルメがあれば・・・お神酒 ですよね んん~、ぐっと我慢のおじしゃんでありました (笑)
そして、いつもならここで カップヌードル が出るのですが、コロナの関係で中止だそうです
おじしゃんは、この カップヌードル を期待していたのですが・・・残念でした ここで食べる カップヌードル の味は最高ですよ (笑)
炎が高く上がると豊作だそうです 高く上がりました、きっと今年は豊作間違いなしです
その前に、この炎で猛威を振るうコロナ菌を退治してもらいたいものですね
始まる前に小雨が当たりましたが降らずに済み、鳥追い無事終了です。
近隣の集落の中で「鳥追い」が行われるのはここ、門出集落だけのようですね。
少子高齢化でどんど院過疎化が進むわが故郷ですが、数少ない若者が頑張っていてくれます。 ありがたい事ですね。
いつまでも伝え続けて欲しい、小さな集落の小さな行事でした。