深海から残暑お見舞い
高圧・低温・暗闇、地上とは異なる深海の生き物を見てきた。
私の故郷である沼津に「深海水族館」を見に出かけた。
夏休みとあって子供連れの家族が興味津々、水槽の深海魚に
見入っていた。
「生きた化石」と呼ばれるシーラカンス。2体の冷凍と3体の剥製
標本が展示されている、勿論日本では此処だけの展示である。
3億5000万年前から姿を変えずに深海にひっそりと生き続けて
いた、目の前にすると強烈な形相に身が縮んでしまった。
「タカアシガニ」 オスは脚を広げると3mを超える。
世界最大のカニだ!甲羅に顔を描き魔除けとして用いられている。
沼津の駿河湾沿岸の宿ではタカアシガニ料理が人気だ!
「ツボダイ」 背ビレの棘は非常に太くて硬い、幼魚は体に模様が
あり表層に住んでいるが、成長するにつれ模様も消え底生生活に
移る。
「サギフエ」 ストロー様な口でプランクトンを吸い込むようにして
食べる、普段は頭を下にしている。
「ダイオウグソムシ」 ”海の掃除屋さん”と呼ばれ、海底の動物の
死骸や生き物など何でも食べる。ダンゴ虫やフナ虫の親分とも・・
最大60cm以上にもなる。
「エドアブラザメ」 原始的なサメで、他のサメのエラ孔が5対に対して
7対ある、背ビレも1基しかない。