【御柱祭】上社・山出し編
今年の御柱祭を見逃したら、7年後はどうなっているのか判らない。
何としても行こうと決意し行ってまいりました。
「御柱祭」は毎回100万人を超える人出と聞いていたけれど、同じ
半纏を着た団体客が町中を行き来していた。
「木落し」の有料観覧席は満杯!殆どが有料観覧席で旅行業者の
稼ぎ場だ!お金を払わない人は遠くからの見物となる。
木落しを正面から見るのは苦難の技と予想をしていたので、御柱
街道を進む氏子衆と一緒に歩いた。
各地区の氏子の皆さんは、朝5時くらいから雪残る八ヶ岳の麓にある
御柱曳きだしのところ「綱置場」まで10数㎞歩き、神事を済ませた後
木遣りの合図で曳き出しが始まる。疲れも知らずに重さ10トン以上も
ある御柱を、300mにおよぶ長さの引綱で、各地区の旗を先頭に威勢
よく進んで行く。
雪残る八ヶ岳を背に、各地区の旗が振られながら御柱街道を進んで行く。
上社の御柱には「めどでこ」というV字型の2本の柱が刺さっている。
この「めどでこ」に寄りつくのが若者の憧れだ!
「めどでこ」に跨った若衆が、赤と黄色の「おんべ」を振りながら、「めどでこ」
が左右に揺られ御柱は曳かれて行く。
甲高く澄みとおった”木遣り”の声が御柱の曳行に力を与えている、
この人の”木遣り”はほれぼれする程の、良い声だった。
子供たちの”木遣り”も大人に負けない元気な声を響かせていた。
喇叭隊の子供たち、訓練の成果が出ていたよ、威勢が良かったよ~
(奥山のモミの大木)御柱のこの太さは物凄い!ここから木落し坂を下り、
宮川の「川越し」のあと、山出しの終点である御柱屋敷に向かう。
いよいよ木落し坂の頂きに立った御柱、~サア~これから落ちてくぞ~
落ちる瞬間!「めどでこ」に必死にしがみつく若い衆!
マイクを持ったリーダーの合図で、ピンと張られていた引綱が切って落と
された!みんな必死の形相だ!!
御柱街道の彼方此方にある「振る舞い酒処」つまみも付いて美味しかったよ!
”祭りが楽しくって仕方ない”良い顔しているな~お父さんたち!