私の広場~写真大好き

相変わらず好奇心は旺盛です。
目標はユネスコ無形遺産に登録された全国33件の
山車祭りを見歩くことです。

【神楽坂まち舞台】

2017-11-14 10:21:06 | イベント

【神楽坂まち舞台】

神楽坂は若い人にも、熟年の人達にもほどほどに親しまれている

スポットであり、ひどい観光地化していないところが好きである。

坂道の多い裏通りは、石畳が敷かれ黒塀が続く静かな雰囲気である。

情緒あふれる裏通りを、富山県城端の曳山祭りで演じられる<庵唄>

の若衆が三味線と笛を吹きながら流して歩き、地元神楽坂在住の

新内の人間国宝一門による、粋な姿の<新内流し>が神楽坂の小道

を流し歩く・・・まさに藤沢周平の世界に飛び込んだようだ! 

 

富山県南砺市・城端曳山祭「庵唄」は、約300年の伝統を誇る。

江戸端唄の流れをくむ城端独特の「庵唄」の若連中が、哀愁込めて

神楽坂の路地や横丁を練り歩く。

神楽坂の町中にある小さな公園で、粋な姿の「新内流し」の人達が

見物客に新内の話を、面白くわかり易く説明してくれていた。

新内流しの提燈を持つ芸者さんを先頭に黒塀の横を通る。

夏の夜二階の出窓に寄りかかる、お武家さんから声が掛かりそうな雰囲気だ!

藤沢周平の世界に浸りこんだような気分になった一時だ。

江戸小紋の着物が良く似合い、三味線を持つ手に柔らかさが感じられ、

微笑む姿は、粋な男の見本のような佇まいだ。

神楽坂の中心「毘沙門天」の狛犬さんの横の”竹明り”に灯がともった。

路上では新酒が振る舞われていた。

高級料亭ばかりでなく、手頃なお値段で飲み食いさせてくれるお店が多いいのも

若者たちの魅力となっている。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【富士宮まつり】 | トップ | 【酉の市・府中大国魂神社】 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
その通り! (kikuoさんへ)
2017-11-18 17:10:41
東京には、未だに江戸の空気が残っている処や芸があります。最近読む本は時代小説ばかり、ここ神楽坂の黒塀をバックにして、新内流し・・・こんな景色を見ると小説の世界にどっぷりと浸かってしまいます。二階の窓から粋なお兄さんから声が掛かりそうなスナップです。
返信する
粋ですねー (kikuo)
2017-11-18 15:30:55
三味線の音が聞こえてくるようです。
若い人にはない雰囲気が漂ってきますね。
楽器の一つも弾ければなーて、つい思ってしまいます。
返信する

コメントを投稿

イベント」カテゴリの最新記事