【酉の市・府中大国魂神社】
都内には浅草の鷲神社、新宿の花園神社、酉の市発祥の地足立区に
ある大鷲神社などの有名な酉の市がある。
そんな中で都下にある府中大国魂神社の酉の市に出掛けてみた。
広い参道には大国魂神社名物の提燈が賑やかに飾られ露店がズラリと
並ぶ、上を覗けば秋たけなわケヤキの樹が黄色に染まっていた。
随身門から酉の市の店が並ぶ参道を見る。
広い参道の頭上には名物の提燈飾りが押し寄せる波のように続く。
降っていた小雨も止んだようだ、市も少しずつ賑やかになって来た。
小さな熊手でも”商売繁盛!家内安全”と威勢の良い大きな掛け声で感謝する。
有名なお酉さんでは、小さな熊手の買い手には声もかけてくれない。
看板娘が笑顔で買手を迎えていた。
この方、目をつぶり心を込めて祈るように、掛け声を受けていた。
傘さした人の視線が気にかかる。
お母さん丹精込めて作ったんだろうな~
買手もお母さんのつぶやきに大笑いしていた。
来年の干支は戌だ、金の米俵に、め組みの纏、小判に神輿・・・買った人の来年は
良い事あるんだろうな~ 判っていても貧乏人には手が出ない、残念!!
本殿前に飾られていた大熊手・・・一寸安物かな~
大熊手が飾られた随身門から本殿を望む。
神楽殿では江戸の里神楽が演じられていた。
都心の酉の市と違い、温かみのある酉の市でした。
「神聖な場所近くに競馬場があるのは許せない」と真面目なトミサンには思われるのでしょうが、不真面目な私には
近くには滔々と流れる多摩川があり、馬の嘶きが聞こえる馬場、それにサントリーの飲料水やアルコールまで揃うと言う環境は、神様も大喜びだろうと思っております。
今年は三の酉まであります、三の酉のある年は火事が多いと言われております、豪邸が火災にあわぬようご用心ください。