吊るし柿
晩秋の風物詩「吊るし柿」甲州塩山は枯露柿の名産地である。
ブドウの葉が、ワイン色に染まるころ農家の庭には獲れたて、
剥きたての”甲州百目柿”の吊るし柿が並ぶ。
役目を終えたブドウの葉がワイン色に染まっていた。
(よく見ると獲り残りのブドウがまだある)
老夫婦二人で、獲りいれから皮むき、天日干しと多くの作業をするのは大変だ。
精いっぱいやった残りの柿は農協に出荷し手のある農家にやってもらうそうだ。
「柿をやると忙しさに追いまくられて一年中忙しい思いをする、休む暇もないよ!
因果なもんだよ!」お母さんが嘆いていた。
赤ピーマン程の大きさの見事な柿が並ぶ、仕分け作業も大変だ~
デパート等で見る「枯露柿」は高額品だ、我々には高嶺の花だが
手間暇かけるのだからとも思うが、それでもう少し手頃なお値段に
ならないものか・・・
塩山には”信玄”ゆかりの地である。菩提寺「恵林寺」や、枝垂れさくらで有名な「慈雲寺」
があり、桃の一大生産地でもある。春の桜と桃の花が咲く季節は大勢の観光客が足を運ぶ。
「甘草屋敷」も秋色漂っていた。
日本の残したい文化…。文化を大事にしないのは、心の貧しさを表しているのでしょね。